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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

人気に陰りが出ているらしいNetbookに何を求めるのか

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幻滅?それとも単にニーズが変化しつつある?色んな言われ方がされていますが、どうやら傾向としていわゆるNetbookの売れ行きに下降傾向がはっきりと現れつつあるようです。でも、そこから一体何が見えるのかな?とふと浅知恵を元に考えてみました。

 

安いには理由があるわけで

もちろん高価格帯に属する、いわばフルスペックのノートPCに較べると能力的に劣るのは間違いないわけです。もともとの触れ込みが、ブラウザーとメールでの作業を中心に、とりあえず気軽に持って歩けるモノ、ということでしたから、能力的には非常に限定されたもの。

逆に言うと、別にある意味「マトモに使えるPC」があって存在が成立するケースってのが以外と多いんだろうとは思いますが、低価格の部分で飛びついちゃった人ってのは結構居ると思います。そこがチャンと判っていれば幻滅もしないし、「要はそういうことだよね」ということで納得できるとは思うのですが、その市場自体がどれほどの大きさだったのかについては良くわかりません。ただ、感覚的に本来はそれほど大きくなかったんじゃないかと思います。でも、なんだか多くのメーカーが参入してきちゃった。

 

売り方と売られ方についてはモゴモゴ

いわゆる100円パソコンとして通信カードや通信モジュールとセットで売られたことにより、ある一定の数が出ちゃったのは間違いないんですが、ワタシの周囲で見ると、「通信モジュールは(別の)本番PCでも使えるから、それを買ったらPCが付いてきちゃったくらいのノリだね」と断言していた人が実際に数人居ます。

100円PCというカテゴリーの存在、そこに生命線の一部を託す通信事業者の存在やそこにかける期待について、四の五の言う気はありません。ただ、この手のユーザーはそれなりに割り切って使うから良いんですけど、そうじゃないと・・・やっぱり微妙な評価をせざるを得ないんだろうな。

 

”普通のノートPC”の高いなりの理由

そりゃそうです。そもそもの発送が違いますから。ということで、例えばNetbookというカテゴリーの製品についても、使い手がそもそも作られた目的を理解してから使わないといけないという簡単な事実。それが自分に合わないなら、合うものを探す。その流れが購入意欲がもう少し上の価格帯のノートPCにシフトしつつあるって単純なことかとは思います。

でも、そもそもNetbookの市場ってどれほどの大きさなんだろう?本来はメインのノートPCとはなり得ないカテゴリー・・・ つまり2台目、3台目に位置づけられるものですから、予測はとても難しいとは思いますけど、ちょっと気になる。

このあたりは自分の仕事の上で常に議論になるケータイ2個持ち、あるいはそれ以上持ちという市場の読みと近い気がします。決してなくなることは多分無いのだけれど、予想が付きにくい。特にPCの場合には中古という別の市場もあったりするわけで、それを考えると・・・

だめです。浅知恵ではさっぱり判らなくなってきました。

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