オルタナティブ・ブログ > THE SHOW MUST GO ON >

通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

言いすぎかもしれませんが、今のワタシにとってOSなんて何でも良かったりします

»

Chrome OSだったりAndroidだったり、AppleのOS何とかなど、もちろんWindows系の何とかとかOSの話が飛び交う今日この頃ですが、かつてIT業界の中にどっぷり浸かっていた時とは情報への接し方と感じ方が明らかに違ったりします。

 

もちろん情報としては追いかけてます

そのあたりの流れが判っていないとユーザーの今後の流れや、もちろん繋がる機器、そして自分が絡んでいる通信事業者としての製品の流れが判らなくなりますから、情報としてはキチンと追いかけているつもりです。ただ、ずいぶんと前にIT企業に居た頃、あるいはその後の会社でソフトウェアのライセンスを売るお手伝いをマーケティングとして関わっていた頃から比較すると、明らかに姿勢が違うのを自分でも理解しています。

どういう風に?いや、凄く単純で、OSなんてどうでも良いよっていう非常に醒めた視線の存在が自分の中で大きくなっているんです。

 

OSの機能が実現するものとアプリケーションプログラムが実現するもの

至極当たり前ですが、OS自身の機能として実装されているモノがあります。一般的にPC用のOSではユーザーインターフェイスの部分はOSと切り離すことは出来ないわけですが、たとえばこれが携帯端末だとOSとインターフェイスの部分が切り離されることがあるので、同じOSなのだけれど見た目も動きもまったく異なるものもあったりします。そのOSが一体何のために作られ、どう実装されているのかの違い。OSの役割ってそもそも何?ってのは基本中の基本ですが、それに画面がくっついたモノが多く存在するので、ちょっと面倒草よね、と変に拗ねてみたり。

ただ、たとえば初期のUNIXの頃、Shell Command周りで結構用が足りた時代ならいざ知らず、オフィスで何か作業するときにOSに非常に近い機能だけで終われるなんて、まぁ有り得ないわけです。ということで、たとえばメールのクライアントソフトウェアやオフィス系のソフトウェア、画像処理系ソフトウェアなどなどが普通に使われるわけです。

そう。普段使ってるのはOSじゃなくて、アプリケーションじゃん、っていうのがエンドユーザー視点のひとつ。だから別にOSは何でも良くて、使いたいモノが動く環境なら良いじゃんという醒めた視点。

ヤな人ですね、ワタシって(笑

 

ちなみに自宅の古いPCにubuntuを入れた理由はひとつだけ

まぁちょっと拗ねた考え方をするワタシの事、ちょっと前にエントリーにも書いた自宅の古いPCへのubuntuのインストールをする気になった理由がひとつだけあります。

理由: カミさんがPCを使っている間、別のPCでFirefoxを使いたい

乱暴に言うと、コレだけです。小遣いは殆ど飲んでしまうワタシの場合、例えば安い中古PCでも買って来ようにも原資がありません。ふと気が付くと、そこにWindowsMEが入っていた古いThinkPadが転がってます。バッテリーは完全に駄目ですが、機能的には問題なさそう。でも10年前のPCにXPやVistaが入るはずもない。ということで考えた結果、「ubuntuなら行けるんじゃない?」という安易な考え。

流れ: カミさんがPCを使っている間、別のPCでFirefoxを使いたい
考え: 古いPC発見 → Firefoxを使うためにXP入れれる?絶対無理! → でもubuntuならFirefoxが付いてくる → じゃ、入れちゃえ!

後から考えるとメモリーは推奨量より少ないとかプロセッサーは下限ギリギリだとかいろんな問題があるので、実際には文字を打って変換キーを押すと、しばらくしてからパタパタと漢字が出てくるといった、まるで1980年代前半のかな漢変換がついに一般家庭で使えるようになった頃のような遅さですが、まぁ、それには目をつぶるとすれば、とにかく単なるオブジェだった古いPCをいきなり最前線に送り出すことには成功しました。

ubuntuのインストールメディアを自分でわざわざ作ってまで環境を作った理由はただひとつ。Firefoxを使いたい。デスクトップ自体も本当は不要なので、そのうちもっと改造してやろうかと別の思いが頭をもたげたりしますが、ココから先は趣味の世界。

 

関心があるのはアプリケーション。OSは極力黒子で居てくださいというキモチ

もちろん情報は追いかけますし、必要に応じて何でもインストールするし、立場に応じて色んなテストやら何やらもやります。半導体屋さんが作るプロセッサーの進化に合わせてどんどん進化してゆくのも理解しています。それも全部追いかけます。でも、それは仕事だから。

自分で使う分、個人で接する部分については、出来るだけそんなのを気にしたくない。アプリケーションごとにメニューの構成が違うとかは小さな問題。必要なら慣れますから、くらいの勢い。

ま、そんなことに意固地になる必要は無いんですけどね。

Comment(4)