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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

「魅せる」工夫

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工事中の羽田空港D滑走路を見渡せる展望台があるらしい。元ABL (エアバンドリスナー) の私としては興味津々。でも休日は入れないらしい。えー!?

nikkeiBPnetのKEN-Platzで見つけたのが、
羽田空港のD滑走路工事を一望できる展望台があるのだが・・・

建設中の羽田D滑走路脇に立っているプレハブ3階建ての屋上がどうやら展望台だとのこと。記者が訪れたのは休日だったようなのですが、そこには無常にも

開設日:月曜日~金曜日(土日祭日は除く)

の張り紙があったそうです。えー、それは無いだろー。見に行けないよぉ。


見せる工夫

イベントでもコンサートでも、現場での実体験や居合わせた感を味わいがためにその場に行くわけです。例えばこの羽田D滑走路については航空系の雑誌や、あるいは空港もしくはその近くに行けばそれなりに工事をしている状況は判るといえば判ります。でもその場にとりあえず行ってみる事によって持ち帰れる情報量たるや、雑誌の記事や遠くから眺めるのとは全く質も量も異なります。百聞は一見にしかずとは変わらぬ真理じゃないかと思います。とりあえずこんな工事現場を見たいという私みたいなのは間違いなくその筋のオタですから、簡単な説明だけで事が足りるし、とりあえず見るだけでも満足なんですけど。


魅せる工夫

羽田のD滑走路の工事、国土交通省の発表によると事業規模は約6,000億円。

東京国際空港D滑走路建設外工事に係る 工事請負契約の締結について(pdfです)

別に納税者の権利を主張する訳ではないのですが、とりあえずそんな規模の工事なら見れるものなら見てみたいと正直思います。滅多に無い埋め立てによる空港の滑走路の工事だし、元々ABLの端くれです。見せてくれるだけで十分に魅せてもらえる筈なんだけどな。

昔、ゼネコン系企業のCMで「地図に残る仕事」みたいなコピーがあった記憶があります。

「これってかっこいいよなー。地図にも残るし、見にも行けるんだぜー」

IT系の会社だと家族を引き連れて見に行けるのは精々お客さまのデータセンターの建物くらいで、地図に残る云々なんてありえない。そもそも減価償却が終わってしまえば収めた機械は廃棄されてしまうのがオチだし。地図に残る仕事の現場。居合わせるだけで十分に魅せられるのに。


インサイダーの気持ち、アウトサイダーのキモチ

「中の人」にとっては当たり前の日常だったり、単なる仕事の現場でしかなかったりしますが、それを見せる工夫を少しするだけで周囲の評価が上がるだけでなく、その評価を目の当たりにして「中の人」のモチベーションが強烈に上がることがあります。別に難しいことをする必要は無くて、訪れる人が見たいと思う部分を全部とは言わなくてもある程度魅せてあげるように少しだけ演出すれば良いだけ。自分自身は現在制作会社でも広告代理店でも、ましてや国土交通省の職員でも無いので四の五の言う立場ではないとは思うのですが、そういった配慮が味方を増やすのになぁと思ってしまいます。

「じゃ、それを踏まえて自分の仕事はどうよ?」

「いや、「中の人」は「中の人」なりに色々と問題がありまして・・・」

なんだ?だめじゃん!

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