いつの間にか、自分もデジタルデバイドのダメ側に回っていたのか... ( ゚Д゚)
おはようございます。
今朝も曇り空の朝。でも雨は降らない。
===ほぼ毎朝エッセー===
「あ、それ、Teamsに書いてありますよ!」
ある質問をしたら、このように返ってくることが多くなってきました。瞬間的に内心では拒絶反応が出ます。
「おいおい、Teamsに書いてあればいいってものじゃない。一言ちょうだいよ~」
でもこれ、ふと思い出したのですよね。パソコン黎明期の頃の、その昔の体験です。
自分が「あ、それ、メールしておきました」と言ったとします。すると、「おいおい、メールに書いただけで仕事したと思うなよ~」との上司から文句が聞こえます。当時はパソコンやキーボードというものを、仕事のツールとは思っていなかった上の世代が、新しい仕事の仕方を認めないような感覚でしょうか。当時は、そのような転換期なのだと、口頭での説明を添えるように工夫をしたものです。
考えてみるとTeamsとメール、これらの現象、時代を超えた同質のものですよね。
この3ヶ月で急速に進んだテレワークでは、Teamsなどのツールを使い倒して、議論が多面的に平行で進むのが日常になりました。この環境の中では、デジタルネイティブな世代は、効率的な仕事の仕方をします。
マルチに網を張って、引っ掛かってくる情報に、マルチに返答をしていく。場所を問わずにスピード感ある情報共有や議論が進みます。さらにやり取りがテキストの記録になっていくのです。こんな便利なことはありません。
ところが、これに対応するためには、ひたすらTeamsを注視する必要もあります。多面的な対応ができない、デジタルデバイドのダメ側の人たちは、このスピード感あるスタイルについていけていないのです。
いつの間にか、自分もデジタルデバイドのダメ側に回っていたのか... ( ゚Д゚)。
在宅や遠隔でより力を発揮する人と、会社にいることで力を発揮する人がいます。通常のコミュニケーションが苦手な人はより、在宅や遠隔で活発になる傾向があり、face to face が好きな人は、在宅や遠隔では大人しくなる傾向があります。どちらが良いか悪いかという議論ではなく、それぞれのワークスタイルです。今まで、力をそがれ気味だった、前者の人たちが活躍しやすい環境が来たのです。
今朝の日経新聞の一面には、Digital Transformation への対応の成否が、B2Cビジネス大手の生死を決めたようなことが取り上げられていました。Work Transformation が、「(テレワーク+ツール)×活用」ということにより発生してきていると実感しているのです。
これは、Digital Transformation ならぬ Workstyle Transformationですね。Workstyle Transformation を企業が受け入れられるかどうか。これによって、個々の力の事業への活用の仕方が変わり、企業の成長や生死をも左右していくのでしょう。