NetflixのClosed Caption機能がいい英語教材になります
おはようございます。
今日はテレワークデー。家から朝メです。
===ほぼ毎朝エッセー===
1993年から1995年、私がバージニア大学に留学していたころです。アメリカのテレビ放送でClosed Captionというシステムが普及し始めました。テレビ放送のビデオ信号の裏に文字情報を送り、字幕放送を可能にしたものです。基本的には、耳の不自由な人が文字情報を頼りにテレビ番組を楽しむためのもの。日本でも字幕放送ってありますよね。その走りです。
当時は、未対応テレビの場合、Caption Decoderという装置をRadio Shackから買ってきて、ビデオ出力の間に入れると、テレビ番組に字幕が出せました。ビデオ装置とテレビの間にデコーダーを置けばVHSの映画でも字幕が出てきました。やってみたらわかると思いますが、これは英語の勉強にとても有効でした。
外国語では、単語が多くわかってきても、最後まで苦労するのは固有名詞です。固有名詞はどんどん変化するし、新しいものが出てきます。それが文字で、固有名詞であることがわかるだけで、内容の多くは理解できるものです。難しい単語でも、それが「知らない単語だとわかること」が重要だったりもします。
その当時、学校のStarting New Businessというコースで、ビジネスプランを書く課題がありました。その有効性を信じていた自分は、Caption DecoderとVHSの映画ビデオを日本に輸出入して、それを普及させるというプランを作成してみました。自信作だったのですが、残念ながら先生からの評価はあまり高くなく「B」でしたが(汗)。今思えば、権利関係や輸出入コストの見込みあたりの具体性に欠けていたのでしょうね。
現在でも、DVDの再生で、英語音声で、英語字幕を出せば同じことはできます。でもやはり映画以外の内容のものも観たいです。また、ニュース番組でも一部、Closed Captionを出すことができますが、実際にはその場でタイプをしながら作成しているため、時間差が大きくて見るに堪えません。長いこと、Closed Captionによる勉強をあきらめていたところでした。
ところが、この冬休みの自分としての発見は、Netflixでの言語設定に英語音声で英語字幕が設定できるということでした。特に有効なのは、ドキュメンタリーものです。宇宙の話や、地球の歴史や生命のもの。その内容の多くは英語なわけですが、そこに英語字幕を設定してあげると、とてもいい感じなのです。
知らない専門用語でも字幕でスペリングが出てくれば、次第に慣れてきます。知らない単語が何度も出てきたら、手近なパソコンやスマホで単語チェックするのです。
いい英語の勉強になりますよ。ぜひお試しあれ!