久々に完全に新しいシステムを創り込んでいます
おはようございます。
2月の最終日。3.5℃ 1018hPa @5.20am。風が少なく体感的には寒くないです。
===ほぼ毎朝エッセー===
【朝メール】を原始的な方法で続けています。
【朝メール】を始めた2004年頃は5-6人の体制でしたから日々余裕がありました。皆に日報をメールで書いてもらい、それを全てメモ帳にコピペして、コメントを加えて返すという方式でした。極めて原始的なやり方です。それでも無いよりいい。続けたのです。
きっと【朝メール】にはビジネスを伸ばすために必要なこととして機能したのでしょう。その後事業が順調に伸びて、会社メンバー10人、20人と徐々に人が増えていきました。
流石に日々の作業で、皆の日報のコピペが辛くなってきたので開発者のKに頼みました。すると彼はMorning Mail Generator (朝メジェネレーター)を作ってくれました。これはCACHATTOが持つメールの自動回収機能に一工夫をして、各人の日報を自動回収して、一つの大きなテキストにしてくれるというものです。
朝メジェネレーターによる作業時間の軽減は大きいものがありました。当時で30分ほど、今では1時間ほどの節約につながります。日報につける件名を間違ったり、発信元が違ったりすると、【朝メール】に日報が掲載されないのは、裏で自動回収をしているからです。
その後も事業は順調に伸びます。会社メンバーも増えてきました。自分の作業スピードもそれに合わせて揚げていきます。反射的にコメントを出すのも訓練次第、タイプのスピードを上げるのも慣れ次第です。
「そんなやり方をしているのですか?人数が増えたらできなくなりますね」と、この原始的なやり方を話した人たちには異口同音に言われていました。自分もそれを受けて、いつも「50人超えたらそのときには別なやり方をしていると思いますね」と返していました。
ちなみに最近の【朝メール】の日報の対象者について、数を調べてみました。昨日時点で83名の日報を回収してコメントをつけて返しています。原始的なやりかたは変えていません。
例えば今日の【朝メール】をWordにコピペするとA4 100ページを超えます。これを「根性」で、メモ帳の上で編集しているのだから我ながらすごいです。今朝の記録では5:47に作業を開始して、9:04にコメントが終わっています。
確かに辛いです。経営会議でも何度かSOSを出したことがあります。取締役会からは、「何らかのシステム開発」にGOをもらったものの、なかなか着手ができませんでした。
それでも日々の朝メ作成作業はやめるわけにはいきません。昨年は睡眠時間を削りながらでも作成していました。それほど、横のコミュニケーションが重要だと考えているからです。今年に入って睡眠時間は6時間以上確保すると決めたので、就寝時間を早くしています。
なかなか困っていたのですが、ついに、今年の1月に仲間の会社の力を借りて、朝メールシステム開発に着手することができました。だいぶ動くようになり、ウェブベースのもので、コメントが誰からでも出せるものになっています。
【朝メール】特有の使われ方、例えば「ご参考>〇〇さん」とか、「>運用会議にて」と会議への申し送りにするとかの機能にも対応できます。さらには、念願の全文キーワード検索や、自分宛コメントの一覧など、日報を書く側、まとめる側、集計する側などにも便利なシステムが姿を現しています。徹底的に早いタイピングが必要なので、それを阻害しないキーボードだけでの操作ができることも実現してもらったりしています。
「これ、売れるものになるかもね」
できあがるにつれ、このように思い始めています。かならずしも日報をベースとしなくてもいいです。週報でも時報でもメールやチャットに代わる会社向けコミュニケーション手段を提供できることになりそうです。
完成が楽しみです。4月よりの社内実利用を目指しています。実際に使うなか、ブラッシュアップしていきます。売ってもいいものにくらい仕上げたいものです。
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参考リンク:我、何故に【朝メール】を書きしか