大震災時、徒歩で帰宅できた「悪い成功体験」
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おはようございます。
きんもくせいの香りが話題になりはじめました。
===ほぼ毎朝エッセー===
311の震災で自宅まで徒歩で戻った人たちも多いです。ところが、そのことに警鐘を鳴らす人がいます。「徒歩で帰れることが悪い成功体験になった」と。
311のときには都内では火災が発生しませんでした。ところが、首都圏直下型の震災が発生するときには火災を想定する必要があるというのです。
火は新鮮な空気を求めて伝わります。
住宅密集地に火災が発生すると、火は新鮮な空気が流れやすい幹線道路に広がり、渋滞する車のガソリンに引火。瞬く間に広がることが想定されるからです。無防備に幹線道路を歩いている人たちは致命的なことになると。
大きな震災があったときには、無理してすぐに帰宅をするのではなく、4ー5時間くらい待ち、火災の有無を確認してからアクションを取る、そうすべきだと言うのです。
「なるほど」と、思いました。
確かに、大震災が発生したときには、無理して自宅に帰らず、ビルの隙間がゆったりしている都心部に残っていたほうが安全そうです。急いで自宅に帰ったところで得られるメリットは少ないです。
一番町のこのビルは安全です。災害発生時にはここにしばらく残って、それから行動を起こしましょう!
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