日本の会社の悪い面がうちにもあるようです(反省)
おはようございます。
台風一過の翌朝のオフィス。26.5℃/39%/1003hPa@5:47 2016/08/23。部分冷房つけましょか。
===ほぼ毎朝エッセー===
□□夏季休暇は一斉に取るのがいいのか個別に取るのがいいのか
今年から8月11日に山の日が制定され、今年は夏休みのスケジュールに悩みました。今回は8月11日が木曜日であったため、12日(金)を休みにすることが必要そうです。さらに例年のお盆を休みにするのであれば、15日(月)、16日(火)をお休みにするのがいいのでしょう。
そう考え、12日(金)を年休奨励日、15日と16日は会社としての夏季休暇、さらには、残り3日の夏季休暇を7月~9月の間で取得していいというルールにしてみたのです。期待としては、皆さんのお休みがばらけて、航空券の安いときに海外に行ったりするなど、できるかと思ったわけです。
蓋を開けてみると、思ったよりお盆前と後に休暇の取得が多かったです。さらにはきっと、9月のシルバーウィークにも休みが多くなるでしょう。そして、夏休みの取得がどのように業務に影響を与えるかを反省してみました。
昨年まで、一斉に取得していたときには、その直前の木曜日に合唱チームビルディングをして、すっきりと夏休みに入るというパターンが定着していました。今年は、お盆前に休みを取る人が多く、合唱で女性の声が不足しそうな自体にまでなってしまいました。
また、業務についての反省をリーダー会議で拾ってみると次のような意見が出てきました。
- ばらばらで営業との連絡が取れない、お客様との調整が難航している
- トライアルが終わるお客様に中間ヒアリングすらできない
- 上記のようなことを調整せずにお休みに入ってしまっている
- 在席確認が全く使われていないので電話対応が大変
- 戦力ダウン時期が長い
- 3カ月の期間にばらけずお盆前後に集中している?(シルバーウィークにも集中?)
- ばらけている場合トライアルの電話、プリセールス電話などに対応期限を明示できない
- 営業、プリセールスに来る対応がサポートセンターにくる
- 休みの間に注文書などが貯まるので、集中の休みは短いほうがいい
リーダー達からは総じて、ネガティブな意見が多かったのですね。それを昨日の全体会議で伝えてみました。すると、ある人からのカウンター意見がズバッと昨日の日報に書かれていました。要点をまとめてみましょう。
- 採用日程にスピーディさが求められているので休みが個別休暇が有り難かった (長期休暇中に、欲しい学生さんに他社内定が決まってしまう可能性があり)
- ネガティブ意見が多いとの事だが、その内容の大半が連携/引継ぎ/準備不足に因るもの
- 在籍システムが使われておらず電話対応が大変 →夏季休暇は全社は、少々短絡的
- 在籍システムをきちんと機能させるべき(これは夏季休暇に限らず日常でも感じる事)
- 各自が夏季休暇に入る前に、どんな引継ぎや準備が必要かを考えさせるべきだった
- 夏季休暇の不在中に、引継ぎ不足で周りのメンバーやお客様に迷惑がかかった場合には、休暇明けにその人に対してのフィードバックも必要
- 誰がどの時期に夏季休暇を取得しているのか、一覧で掲示などがあっても良い
そしてこう加えてあります。「今回の夏季休暇個別取得制は業務の効率が悪かったと結論付ける前に、個別取得制でも効率を落とさない工夫がないのかと、考える工程も必要なのではないでしょうか? 昨年までの全社で夏季休暇を取っていたシステムに慣れている部分があるかと思うので、そこを変えるには事前に、ある程度の準備や工夫が必要かと思いました」。
読んでいてなるほどと思いました。その通り。よく日本の会社の悪い面として挙げられる「会議に立ち会った人たちがなんとなくその場のムードで決める」というあたりが、e-Janにもどうやあらあるようで、ここのところを大いに反省されました。
こういう忌憚のない意見がすんなりと出てくることは組織として健全だと思います。引き続きお願いします!