片手が不自由な母、読書バリアフリーとしてKindleが大活躍
おはようございます。
今朝は曇り空。出掛けに天気予報を見るのを忘れました。
===ほぼ毎朝エッセー===
1年半前の冬のことです。ある寒い早朝、母が脳出血で倒れました。それ以来片腕が動かなく。母は読書が大好きなのですが、片手だとページめくりが不自由になってしまいました。
今年2月にKindle Paperwhiteを誕生日プレゼントとして渡しました。Kindle Paperwhiteは軽量の電子書籍リーダーです。iPadでは重すぎるのと片手での操作が難しいので、この軽量性に期待して試してみたのです。
Kindle Paperwhite (2015)は、その頃出たばかりのものでした。2013モデルと比べると2015モデルは電源ボタンの位置が違います。片手で電源ボタンが押しやすそうな配置をしているのです。新モデルの方が若干高かったのですがそちらを選びました。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/ebook/20150706_710188.html
まずは、池上彰著の本をいくつか入れてみました。特に現代史や宗教関連の本が面白いと喜んでいました。片手で安心して操作ができ、電池がよく持ち、字が読みやすいと。母は大好きな本が読めると大喜びで、話題も急に国際情勢に(笑)。 プレゼントといして渡してみたのは大正解でした。
そこで、自分も自分のKindle (2013) に同じ本を入れてみて読みました。知らないことも多く、本というもののありがたさを改めて感じます。母とは共通の本を通じた話題ができて、これまた楽しいものです。
その後、面白そうな本を探しては、母のところでスマホのテザリングでKindleに入れています。前回は、母のリクエストに応じて「天皇の料理番」を2冊入れました。念のため、モデルとなった秋山徳蔵氏のエッセー一本も入れておきました。昨晩訪ねたところ、3冊の本はもう読み終わっているとのことでした。
昨晩はさらに、友人に勧められたという「白い航跡」を上下、そして、もう一冊、若い頃に読んだという本のリクエストを受け付けます。「流れる星は生きている」藤原てい著。ところがどうでしょう。残念ながらKindle化されていません。なんとも残念です。そう、結構、Kindle版が無いという自体に遭遇します。
電子書籍が読書のバリアフリーとして機能することを実感する中、全ての本を電子化できないものかと思いました。価格は店頭のものと同じでも全く構わないじゃないです。いかがでしょうか?