3つの効果:グループ制を細分化、ユニット制にして10ヶ月
おはようございます。
昨日の雨の予報は外れて何とか持った感じです。今朝はどんより曇り空。
===ほぼ毎朝エッセー===
□□経営会議での会話
昨年の10月に、従来グループという組織だけだった中に、より細分化をするユニットを設けました。普通の会社でいう、いわゆる「部」だけだったところに「課」を設けた感じです。
「どう?その後陣容はうまく機能している?」
昨日の経営会議で他の取締役達に聞いてみました。その結果、大きく3つのことが起きていることが確認できました。
1)新人・若手への指導効果が高まってきている
営業でのロープレ(ロールプレイ)と呼ばれるものの活性化や、技術での様々な教え合い、サポートでの分業化による人の育ちなど、明らかに変質したようなのです。
元々、新人なり若手に教えて、その人が育つと結果的には自分たちが楽になるというe-Janの文化がりましたが、ユニットリーダーというものを設けることで、その主体が中堅のリーダーたちにあるということがより明確になったようです。
2)ユニットリーダーたちの意識改革と精神的逞しさが増加
数名のユニットメンバーたちで随時助け合える。知恵が出し合える。あるいは分業ができる。
この効果も大きいようです。それに合わせて、リーダーたちの意識が能動的なものへと改革され、さらに精神的な逞しさが明らかに高まってきています。
3)グループ間の連携がスムーズにいくようになった
これは意外だったのですが、グループリーダーの多くが取締役だったりするあたり、社内では「相談しづらい」という囲気があったようなのです。ユニットリーダーには聞きやすい。
いくら組織がフラットで風通しがいいとはいえ、遠慮があったようです。ユニットリーダー同士、あるいはユニットリーダーへの相談頻度が多くなりました。その結果、グループ間の連携がスムーズに行く効果がでてきたのです。
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自分は組織の階層化を極端に嫌がっていました。でもやってみて、階層というよりもユニットというような形で複数名をまとめた方が、組織力がより上がるのだということが勉強できました。
三人寄れば文殊の知恵とも言います。上下関係というよりは、フラットな組織の中でもリーダーを決めてアサインするのはとても大切なことなのですね。