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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

アイディア創出法を二つご紹介します

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おはようございます。

晴れているのに冷え込みの少なめの朝です。空には心なしか靄(もや)がかかっています。

===ほぼ毎朝エッセー===

頭の中というのは面白いです。ふとしたときにアイディアを思いつく。

30歳の頃、自分がMBAのケースディスカッションのときに、身に付けたアイディア創出法をご紹介します。

日に3回の頻度で行われるケースディスカションはなかなかタフでした。英語行われ、内容もどんどん変質しながら進んでいきます。いちいち日本語で考え直す余裕などもちろんありません。

そこで、いつの間にか習慣になったのが、どんどん入ってくる英語の情報に集中しながらも、脳みそは言語から切り離して浮かばせるような感覚でいることです。

すると、面白いのですが、次第に頭の中では、言葉ではなくイメージで頭の中に形が浮かびます。イメージは言葉に戻すのではなく、例えば機械の部品やら、乗り物やら電化製品やら、そういった形のあるもので考えて、それが自由自在に形を変えたり組み合わさったりするのです。

そしていつまでに思いつくのだという期限を設けます。すると面白いもので、そのイメージがするっと形を変えて、パズルが解けるような瞬間がきます。その解けたパズルを、次は徐々に言葉に変えていくのです。

その時に、「誰かに話す」という行為が必要になります。誰でもいいのです。とにかく捉まえて話す。アイディアを英語で出すのか、日本語で出すのか。言葉にはそのときに選べばいいのです。

この方法は有効で、今もよく使っています。だからイメージのつけやすい図やグラフを普段から眺めるようにしています。ニュートンとか図鑑を眺めるのがすきなのもそのヒントになるからなのかも知れません。

さらに、行き詰ったときのとっておきの方法があります。

それは水に触れるということです。

会議で煮詰まったときにトイレに行き、水に触れる。すると何故だかひらめきがくることが多いです。

アイディアをお風呂の中やシャワー、あるいは泳いでいるときに思いつくというケースも多いと思いますが、なぜか水は効果的です。

一説には、人は水がもともと怖いので、水に触れると本能的に危機感を覚えて脳幹がパワーを発揮して火事場の馬鹿力的な能力を発揮させる、というようなものもあります。自分は水がアンテナ感度を高くする効果とか、体内の電位差を解消するような効果があるのではないかとも思っています。

不思議なのですが、結構効きますよ。

水も是非お試しあれ!

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