目標設定する際の「禁じ手」と「禁句集」
おはようございます。
若干冷え込みが緩んでいます。でも早朝は1℃@5am。
===ほぼ毎朝エッセー===
目標設定にあたってやっていはいけないことがありそうです。今朝はそんなお話を。
Aさんの日報で「お仕事で知った面白い人シリーズ」が始まりました。早速引用させてもらいましょう。
以下引用==>
〔Good News〕
大学の仕事の時に普段は色々な職種の方々とお会いしました。心理学の方もいらっしゃって根掘り葉掘り色々質問してました。意外とポジティブなようでそうでないのが「太らないようにする」とか「病気にならないようにする」とか・・。
否定語を使った時点ですでにネガティブに・・。
よく史郎さんがおっしゃっているように。いっそ「私は痩せてる」とか「元気一杯」とかを口にだしているのがいいのだそうです。
結局・・。まさに、信じるものは救われる!!この方はこの方法でストレスもなくなり、風邪ひとつ引かなくなったとか。。
<==以上引用終わり
そうそう。
ありますね。ポジティブに物事を達成できるコツって。逃げるのか向かうのか。
「怖い怖い」「嫌だ嫌だ」
ものごとから逃げようとするとお化けが追いかけてきます。
「いや、待てよ!」
気を取り直して、そのお化けにたち向かってみると「なんだ!その程度のことか」と、いうことが多いです。
考えてみると、逃げる象徴であるのが否定語での表現ですね。嫌な状態に「ならない」ようにするために頑張る。つまり逃げる。すると嫌な状態はお化けへと進化して追いかけてくる。
だから、無いものを嘆くのでなく、あるものに喜ぶ方が楽だし、物事をより上手に達成できるコツなのでしょう。
だから、Aさんの日報にあったように、
「太らないようにする」ではなく「私は痩せてる」。
「病気にならないようにする」ではなく「私は元気一杯」。
他にも、
「変な仲間とは一緒にいたくない」ではなく「私にはいい仲間がいる!」。
「負けないようにする」ではなく「これだけ勝っている!」。
「お金がないのは嫌だ」ではなく「私にはお金がある!」。
「死にたくない」ではなく「私には命がある、今がある!」。
の方がいいのでしょう。
考えてみると、自分もよくやっていることがあります。
「風邪を引きたくない」ではなく「風邪は引かないと決めている」。
「事業が伸びない」ではなく「こんなに素晴らしい事業」。
「品質がよくない」ではなく「1年前からは雲泥の差」。など。
自分自身、あまりこのこと自体を意識していたわけでは無いのですが、気づきですね。気が付くと沢山その事象が見えてくる。
「なるほどねぇ」と思いました。
まずは禁じ手、『否定型目標を設定しない』です!
==
そういえば、目標設定に使ってはいけない禁句集というものを昨日みかけました。ある会社でのハンドマニュアルです。引用させてもらいましょう。引用元は控えさせていただきますね。
以下引用==>
目標設定の禁句集
・図る 推測する 目指す 努力する ~に結び付ける
(これらの言葉が最後につくことにより、達成しようとする内容が曖昧になる)
・徹底する 管理する 整備する 支援する 貢献する 反映する 把握する
(これらの言葉は様々な内容を含んでいるので、内容を具体化する必要がある)
・取り組む 導入する (運用を)開始する
(何をもって「導入する(例)」とするのか曖昧であるので、それを明確にする)
・検討する 分析する 調整する 調査する 研究する
(これらはプロセスを表す言葉であり、どういゆアウトプットを出すか記入する)
<==以上引用終わり
どうですか。ついついやってしまいますよね?
否定型も駄目だけど、日本語でやりがちな語尾で逃げる曖昧さが見事にかもし出されていますね。
ご注意を!
以上、目標設定の際の「禁じ手」と「禁句集」でした。
※20150212 10:10追記
あれ?でもこれ自体が禁止だの禁句だの否定型になっているか...(笑)