チャレンジという名のもとに崩れていく人たち
おはようございます。
夜明けもぐんと遅くなり、すっきり星が見えます。
同時に冷え込みもしっかり。11月らしいです。
===ほぼ毎朝エッセー===
来春の内定者でインターン仕事をしてくれているLさんの日報から。
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[Good News/ Special Thanks To]
* 「傷つくことを恐れるよりも、変化できない自分を恐れるべきだ。」という言葉はドラマを見るときに聞いて、すごく格好良くて、気に入りました。自分の座右の銘として使おうと思っています。人間は何も持っていない時は失えるモノはなく、思い切って挑戦できます。しかし、様々なモノ(名誉、利益、成績など)を入手するようになっていくと、自ら挑戦する勇気は弱くなり、チャレンジできなくなる傾向があります。安逸は欲しいという人間の基本的な欲望のせいなのでしょうか?その傾向を破るため、そのような言葉で自分に刺激を与える必要があると思っています。まさにチャレンジ精神というモノは人生の必需品ですね。
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難しい課題ですね。
自分も「チャレンジをしないことが最大のリスクだ」と、そう考えて起業しました。35歳のときに決心をして、37歳のときにe-Janを立ち上げました。
会社を立ち上げた直後は、熱にでもかかったように周りに「チャレンジすべき!」と言っていたと記憶しています。「変化しないことがいけない」と、「毎日違うことをするように」と。
ところが、チャレンジをすることにこだわり過ぎると、実はそれが積み重ならないという現象に出くわします。毎日同じことをしない。それよりも新しいことをする。これをチャレンジと勘違いして、空回りしていたようなのです。
その後、「チャレンジすること」中毒になっていたと反省。まずは、日々やるべきことをきっちりとやるようにしました。目の前のやりべきことに全力で向かい、自分が変化をしているかどうかは気にしないようにしたのです。
面白いもので、日々やるべきことをやっていると、より大きなチャレンジできる課題がやってきます。あえてチャレンジを求めてバタバタとしているときには無かった現象でした。
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それにしてもLさん、立派な日本語を書くなぁ。内容も深いです。大学から日本に来た中国人とは思えません。すごいです。