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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

ダメなひと・惜しいひと・残念なひと、どれがまし?

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おはようございます。

様々な形をした薄い雲が目を引く秋の早朝空。今日はお天気よさそうです。

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===ほぼ毎朝エッセー===

□□ダメな人・惜しい人・残念な人

昨日はひょんなことからオルタナブロガーでもある田中淳子さんが社内勉強会に参加してくれました。彼女が書いている「仕事は楽しいかね?」という記事に注目した社員のリクエストに応えて飛び入り参加してくれたのです。昨日のテーマは、「仕事を楽しくする」、様々なヒントがあったのでメモしておきましょう。

田中さんからは様々な心理学などの理論をご紹介いただいたのですが、その中で、いくつか印象に残ったことを書いてみます。

■Fixed mindsetとGrowth mindset

人には Fixed mindsetを持った人とGrowth mindsetを持った人とがいる。Fixed mindsetの持ち主は、自分のキャパを超えたことに取り組まない。よって、課題に面したときの疑問符は「Can I do it?」。一方、Growth mindsetの人は「How can I do it?」と、最初からできることを想定する。

これは子供の頃の育てられ方に起因するのではないか。100点を取ったことなど結果を誉めるとFixedに、プロセスを誉めるとGrowthに。

どうやらFixed mindsetとGrowth mindsetは組織にもあるFixed mindset組織はヒーローの出現を待ち、問題の前で悶々とする。Growth mindset組織はチームワークで自分たちで解決しようとする。

⇒e-Janは、明らかにGrowth mindset組織だと思いました!


■計画された偶発性理論

人の人生を大きく変えるような事柄のきっかけは極めて偶発的である。ただこれは、偶然起きるのではなく、個人の次の姿勢を保ち続けることで巡ってくる。好奇心・持続性・楽観性・柔軟性・冒険心。

⇒全く同感です。そしてこの5つの要素の中で毛色が違うのが持続性。好奇心・楽観性・柔軟性・冒険心の4つを持つ人は多いのですが、この持続性が難しいのだろうなと、思います。中国語を新たに勉強し始めてそれを感じています。


■外発的動機と内発的動機

動機には褒められたりお金をもらえたりの外発的動機と、内なる気持ちで高まる内発的動機がまる。

内発的動機は、多様性・一貫性・自律性・有意義性・フィードバックで高まる。フィードバックとは、人に言われることではなく、目に見える仕事の成果。

⇒ある参加者のコメントを引用させてもらいます。

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本日の勉強会を通して、改めてベンチャーの魅力について再認識できました。仕事の全体像が見える中で、多様な業務を自律的に遂行でき、結果はいやおうなくフィードバックされます。また、意義の無い仕事をやる余裕は当然ありません。これら、ハックマンの職務特性理論の5要素が自ずと満たされる環境で働けることに改めて感謝します。
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■やる気もため息も伝播する

やる気も伝播すればため息も伝播する。やる気の伝播、効果大。ため息の伝播、悪影響大。ため息を付いた人はペナルティーでため息貯金箱に1回100円を入れるゲームにしてしまえば、嫌味が無くなる。


■ダメなひと・惜しいひと・残念なひと(番外編)

帰りに数名で軽く飲みに行ったのですが、そこで、悪いことを伝達するメッセージのどれがいいかという話題になりました。

「ダメなひとだねぇ」

「惜しいひとだねぇ」

「残念なひとだねぇ」

どういわれるのがまだましかという選択肢です。結論的には、次の順ではないかと。

「ダメなひとだねぇ」にはまだ愛がある

「惜しいひとだねぇ」にはまだチャンスがある

「残念なひとだねぇ」は過去のひとと見捨てられている感がある

以上、メモ終わり!


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※20141007 09:31 間違い修正 「1回10円を入れるゲーム」 →「1回100円を入れるゲーム」

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