小さな語尾の習慣で大きな実現力の差が出る
おはようございます。
曇り空の朝。どうも雨チックなものがたまに落ちてきます。
===ほぼ毎朝エッセー===
言霊(ことだま)、という概念があります。何かを言ったらそれが現実化するというものです。オカルトチックであまり好きではないのですが、表現するときの習慣は大切です。
昨日は、語尾のことをWさんのTMC (Ten minutes conversation: 月一10分間面談) で話題にしました。彼女は今から取り組む仕事についてこう言ったのです。「マニュアルのWeb化を実現したいと思います!」と。
そこで指摘したのですが、「~実現したいと思います!」が実現すると、「~を実現したいと思っている自分」が現実化すると。ここはシンプルに「マニュアルのWeb化を実現します!」となぜ言えないのかと。
実際に比較するとどうでしょう?
「マニュアルのWeb化を実現したいと思います!」
「マニュアルのWeb化を実現します!」
後者の方が圧倒的にコミットメントの度合が強いですよね。責任を持たないと発言できない。だから言いづらい。一方、前者には細かい逃げ道が仕込まれています。曖昧な語尾で、細かく自分に逃げ道を残してある。
それを半年、1年と繰り返しているとどうでしょう。結果的には大きな差が付いてくるのが分かります。自分に課しているコミットメントの違いは、積み上がるとことのほか大きいものです。
言霊というオカルトチックな原因ではなく、自分と周りへのコミットメントの度合の差が出やすい部分です。言い切って実現できないとメンツが立たない。でも、そのリスクをとって現実化し続ける人が、結果的には自分の道を上手に切り開いているようです。
==
※20140918 11:11 変更しました 「細かい語尾」→「曖昧な語尾」