不愉快だから不機嫌にすることの悪影響
おはようございます。
朝6時はどんよりとした曇り空。まだ梅雨は明けていないですね。
===ほぼ毎朝エッセー===
□□「自分ひとりくらいならいいだろう」の影響度
自分が新入社員に近い頃、分からなかったことがあります。それは、自分の影響度が、組織に対してどれくらいあるのか、その大きさがよく把握できないことでした。
だから、「これくらいいいか」とサボってみたり、「気付かれないから大丈夫か」とごまかしてみたり。ところが、立場が変わると、実に組織全体というのは、その手のことにかなり敏感だということが分かってきました。
よく品質は一番弱い弱いところから崩れるといいます。組織もその通りで、「自分ひとりくらいならいいだろう」という軽い気持ちに、全体が大きく影響を受けて、ひどい場合はそこから崩れていくものです。
例えば:
・約束に少しくらい遅れてもいいか。
・今日は体調が悪いので休もうか。
・不愉快だから不機嫌でいよう。
・ミーティングに一人くらい遅れても。
・他の人がやってくれるので自分はやらなくてもいいか。
・腹立たしいことを文面や表情で微妙に表現してみる。
もちろん、すぐには結果は現れませんが、他の人の心に発生する毒素が次第に大きくなり、全体に影響を及ぼして行くことがよくわかります。だから、小さなことでも、これが自分のあるべき姿に見合ったアウトプットなのか、それを一瞬でいいので考えてから実行する、そういうことが大切です。
一方、今の自分の立場では逆のことが言えます。
ちょっとした不機嫌な挙動、不審感、こういったものが何倍にも増幅されてしまう立場にいます。これは言わばダークサイドのフォースです。
ダークサイドのフォース使っても、人は動いてくれます。いや、より緊張感を持って思い通りに動いてくれます。でも、これは、組織におけるカンフル剤であって、継続的に使うと、組織が次第に腐っていくというものです。なお、腐ったところは切り捨てるという考えもあります。全ては選択肢なのです。
だから、この職場を継続性のある、明るく皆がのびのび思い切り働ける理想組織にしていく選択肢を取るのであれば、様々な立場の人たちが、「自分ひとりくらいならいいだろう」と、出鱈目な行動をしないということがより重要になります。
誰でも自分が思っているよりも周りに影響を与えているのです。だから出来る限り、いい一面を破たんなく出すことが感謝されるわでけす。