上達が嬉しいわけ:人生は神経細胞の結合欲に支配されている?
おはようございます。
いよいよ梅雨明けが期待される関東。早朝の雲はどんよりです。
===ほぼ毎朝エッセー===
「人生って生涯、シナプスをつなげる活動なのかもね」
先日の個人面談の際に思いついたことです。
好き嫌いを言ってやらない。そもそもの一歩目が進まない。まずは試してみることで、発見もあるし、上達もある。嫌がってやらないのでは永遠に変われない。でもそもそもなぜ変わる必要があるのか?
脳の神経細胞の間で電気的化学的が信号が伝えられる。伝わる頻度が高くなると接合部位であるシナプスがつながるような形で伝達をスムーズにできるようになる。
従来はランダムに探していたものが一つの流れで到達できるようになるので、次第にスムーズにできるようなります。スポーツであれ、言葉であれ、音楽であれ、あるいは仕事のような、ちょっと複雑なことでも、シナプスの結合パターンから予測ができるようになって、どんどん上達できるのでしょう。
そしてシナプスがつながることによって新たなことができる、そこには言葉ではない満足感や達成感があります。もしかして、これは本能的なものかも知れません。何か効し難いものがある。
見方を変えるとこの世界の認識は、全て脳が創り上げた解釈です。そこに自分という存在が何らかの対応をする、それを学習する。そのこと自体を成り立たせているのが、シナプスがつながった有機体である脳、そしてセンサーやキャリア―である自分の体です。
対応できる場が多くなれば、満足度や達成感が高まります。シナプスはなるべくつながって、対応できることを多くしようと頑張ってくれます。神経細胞同士の結合欲があるのでしょうか。「人生はシナプスをつなげる活動そのもの」と、思ったのはそういう理由でした。
どんどんつなげて、できることが増えるのが嬉しいのには、そういった自分の思いと細胞たちの助けとが、共通した目標に向かうからなのでしょう。
ちょっと大胆すぎますか(笑)?