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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

成熟度カーブをイメージすると自分のやるべきことがわかる

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おはようございます。

ひんやりとした空気。曇りがちの空。昨日からの不安定さが続いている?
今朝は北陸行の羽田までのバス&ターミナル内での朝メ作業です。


===ほぼ毎朝エッセー===

□□成熟度カーブ

横軸に時間(労力)を取ります。縦軸に達成度を取ります。縦軸の最高値は100%、最低値は0%。

左下の0交点から斜めに立ち上がって、時間とともにそれが徐々に倒れたカーブへとなり、右側に行くとそれが100%に果てしなく漸近していくグラフを描いてみましょう。

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ビジネスにしろ、品質にしろ、仕事にしろ、趣味にしろ、すべてのことは、このグラフに従うのではないかと思います。そのグラフを前にアマとプロの違いについて考えてみました。

アマチュアは左側の、立ち上がりが急激な部分が「楽しい」のです。すぐに20%が50%へと、50%が70%へと成長できる。一定の労力をかけていたのならどんどん上達が見えます。この上達の楽しさのまま、「自分もずいぶんとできるようになった」と、満足してしまって成長が止まってしまうケースが殆ど。

一方、プロフェッショナルとは、そのグラフのずっと右の方の領域、99%を超えてからの膨大な時間と労力をかけた人たちのことです。一定の労力で時間をひたすらかけて、99.92%を99.93%へと進化させる。

アマにはプロ同士のコンマ数パーセントの違いの認識は難しいです。だから、大きく右に行った人たち人たちの中からは、見栄えのいい方、あるいはわかりやすい方を高く評価しがちです。でもプロ同士にはわかるものです。突き詰めている中にも明らかな差がある。

何がきっかけでコンマ数%が上がるかがわからない。でも、必ずできると信じ、人の意見を求めたり、異文化交流をしたり。見えないようなヒントやチャンスをつかんで少しずつ高めるしかないのです。

一方、突き詰めを右側でやる一方、一般の人たちに、左側の成長体験を糧に役に立てる分野があります。教師とか学校とか。そしてうちのビジネスもそういうものなのではないかと思ったわけです。

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右側の微妙な高みでチャレンジを続けながら、左側の成長メリットを社会にわかりやすい形で提供して、それで役にたつことで認めていただいているのです。

うちの場合は、仕事の効率が上がることを体験できるツール、その成長が体感できるもの、それを量産品として社会に提供して、その対価をいただいている。もちどん、どんどん物事は進化していくので、我々も右側のプロ領域にはせっせと歩んでいく必要があるわけです。

「ビジネスでも同じ考え方にはまるんだなぁ」と、そう思ったのでした。

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