Google Glassを入手した(2)
おはようございます。
暖かいのか寒いのか、雨なのか曇りなのか。
はっきりしない朝です。とりあえずコートを着てみましたが、
高速バスの中ではちょっと暑いです。
===ほぼ毎朝エッセー===
□□Google Glassの見せてくれる未来(2)
Google Glass話を続けましょう。(1)はこちら。
■スクリーンが遠目に浮かぶ仕組み
Google Glassの右眼部分にあるプリズムは反射率の違うプラスチック部品の組み合わせなのでしょう。斜めに切ってあるスクリーン部分が、目に対して微妙な凹面をしています。そこに光を投影して反射させています。そのために、目は通常の焦点距離の部分、3-4m先でしょうか、そこらへんにスクリーンが浮いているような錯覚で認識します。
■使用上の安全性
右眼でスクリーンとその先の景色が透過されて見え、左目ではそのままの景色。スマホを見ながら歩くのが社会問題になっていますが、このスクリーンはそのような生易しい見え方ではなく、両目と意識とがすべて奪われます。これで外を歩いたら、プラットホームから落ちる人、他人にぶつかる人、1桁多くなるような感覚です。
■情報セキュリティ
異次元体験なのが、見たものをすぐに写真や動画に撮れ、それをすぐさまにSNSやコンタクト先に送ることができること。人に貸すと面白いです。その人が見ていた景色が写真などで残ります。逆にいうと、セキュリティ的にはダダ漏れです。会社の様子や声や瞳か何かで本人認識をしてもらわないと怖いデバイスです。Googleはその部分を十分に認識しているようですね。
http://gadgets.ndtv.com/mobiles/news/google-building-business-specific-features-into-next-android-version-report-500601
■利便性
Gmailなどが来るとすぐさまに通知が出てそれが読めること。そして、そのメールが、写真や検索結果や動画と、横スクロールのUIでスタックされていく。まるで生のタイムラインという感覚です。それらは右こめかみの部分を前後になぞることでスクロールでき、スルスルと次々見ることができるのです。
■音声認識精度
右耳元のマイクロスピーカから音がします。何かを呟くと、それがすぐさまに耳元で音として、目の前のスクリーンの結果として反応するのです。これは音声認識のUIとしてやり取りするには実に便利です。英語の認識精度は既にスマホの音声コマンドで集めた膨大なデータからでしょう。賢いです。
■目と同じ方向を向いているカメラ
目と同じ景色を画像認識できることで、MyGlassのアプリに表示されたQRコードもそちらを向くだけで瞬時に認識したり、あるいはカメラや動画もそのまま取れるというのも面白いです。そして、インカメラもあるので、ウインクを認識してくれます。これもコマンドの一つとして使えるようなアプリが開発できますね。
時間切れにて以下次号…