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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

「結構いいアイデアを思いつけた気がします。ビジネスを始めようとする人達も、こんな風に思いつきからお金を稼ぐ方法を確立したりするんでしょうか?」へのコメント

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おはようございます。

今朝も快晴。風が少なく体感温度はそれほど低くないです。

===ほぼ毎朝エッセー===

学生アルバイトのOさんからの日報でのコメント:

[Good News / Special Thanks To]
*昨日友人と歩きながら話をしていた時に、ゲームセンターを見て思った事なのですが、僕が小学生の時に大ヒットしたあるゲームがあって、それをゲームセンターのアーケード版にしたらかなり人気になるんじゃないかと考えました。このゲームを知っている人でないと分かってもらえないかもしれませんが、結構いいアイデアを思いつけた気がします。
ビジネスを始めようとする人達も、こんな風に思いつきからお金を稼ぐ方法を確立したりするんでしょうか。

これにとりあえず答えてみました。

⇒これによってどのような人がどういうお金を払ってくれるのか、そこが見えるかどうかがチャレンジですね。「自分がいいと思う」のではなく「これならお金を払おう」と思ってくれるもの。「自分がいいと思う」アイディアは無数に思いつきます。それをチューニングして人にもコンセプトを受け入れてもらう。で、実際に始めると思い通りにいかないことばかり。それを如何に根気強くあきらめず、ビジネス(営業利益として黒字)になるまで  続けられるか、ということだと思います。

まずは上記のように書いたのですが、もう一段深めたいと思います。

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そもそも人はなぜビジネスを興したいと思うのか。

うちの会社の社名にあるように、人に「いいじゃん!」と言ってもらうこと。その瞬間が投票のように支持を集めて、ビジネスが成立する。これが当初起業時に自分が信じていた概念でした。

つまり、自分が「いいな」と思うことを世の中に広めたい。そういう根本的な欲求があるのでビジネスを始めるのでしょう。

そして、そこには大きな落とし穴があるようなのです。

「自分がいいと思う」ことが、他のひとの「いいじゃん!」とは限らないのです。むしろ、自分がカリスマのように「これがいいんだ!」というような、ある意味、傲慢な姿勢へとつながってしまうのです。

自分もここで大きく失敗しました。

世の中で求められているものは、自分がいいと思っているところとは、若干ずれているのが常なのです。そこへの補正をどうやってかけるのか。そこにはアンテナ感度を高く、謙虚な姿勢でに周りからヒントを得ることが必要です。

世の中との共通に「いいじゃん!」というコンセプトに行き着いたのなら、次は、如何にそのものを使ってもらえるようになるか。使ってもらうためには、仕組みなりサービスなりを提供しなければいけません。それには元でも必要だし、時間もかかります。

ここでまた、提供する側の多数の勘違いを克服していく必要があります。提供する側の都合による束縛で提供するものが本来のメリットからかけ離れていくこととの戦いなのです。また、見えているものと必要とされているものが異なることが多いので、さらに難しい。

「これだったどうだろう?」というアイディアの試行錯誤。

アイディアをひたすら繰り返し出してみて、フィードバックをもらって、イメージを膨らませたり削ったり。それに合わせて開発を進め、第三者への評価に出してみる。

当然のようにダメであることが多い。

ダメだったら同じプロセスを経てまたチューニングする。ひたすらこれを繰り返していくことなのです。すると次第にお金がいただけるような、絶妙なポイントが見つかってくるのです。

運命を分けるのは、気力と体力と、さらにはお金の持続力。

これらを続けさせることができれば、そのアイディアから生まれた事業は徐々に利益を出して回っていくでしょう。続かなければ退場です。

だから、ビジネスは全力勝負。だからチャレンジしがいがあって面白い。

ジャストアイディアであぶく銭、というようなことは宝くじ買うのと同じです。いや、宝くじを買う方がリスクが少ないのでお勧めでしょう。稼ぐのは難しいですが。

アイディアを出す、出し続けるのも普段のトレーニングがものを言います。

是非、今のような視点で「いいじゃん!」というものの種を見つける、そういった習慣を続けるといいですね。

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※20131114 12:14 漢字変換ミス修正 「飼う」→「買う」

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