「腹黒い感情」が出てきてもそれを許容する
おはようございます。
爽やかな空気。雲が高いです。
===ほぼ毎朝エッセー===
「何かがおかしいぞ」
「これではいけない」
「よし、これは自分が変えるんだ!」
この3段階を踏んで物事を始めることがあります。
とても直感的な、少し感情に基づいた行動。
最近、それが「正しいもの」と肯定する気持ちになっています。
よく「感情に左右されず」「論理的に考える」と言いますが、
その前に自分をつき動かす力や感情、そういった原動力のような
「何か」があると思います。
その原動力のエネルギーの元になっているのが「gut feeling」。
いわば直感とか第六感です。あえて「gut feeling」としたのは、
この「gut」が面白いと思うからです。
「gut」とは腸とか内臓とかのことを意味します。
ガッツがある、というのは内蔵の力から来ています。a man of guts。
テニスラケットのガットは、元々羊の腸で出来ていたことが由来。
「gut」からくる気持ちで動く原動力を得る。心よりも少し下。
良くも悪くも何かを突き動かすようなエネルギー。
論理性や良心の及ばない場所から出てくる。
その内蔵から来る気持、それが「gut feeling」です。
そして、そのわけの分からないエネルギーの上に、心の良心、
さらに頭で考える論理性、そういったものを上に乗せて行動する。
それが人を動かし続けている仕組みなのだと思うわけです。
この元になるエネルギーが、物を始めるときの初期エネルギー、
さらには持続継続するエネルギーの元になるのだとも感じます。
ピラーティスからも学べましたが、持続性は内層筋の得意技。
内蔵器周りにある筋肉は意識せずとも動き続けることが得意です。
それなので「gut feeling」は継続しやすいのかも。
問題は「腹黒い」という表現にもあるように、このエネルギーが
善し悪しの判断なく湧いてくるところにあるのだと考えます。
そのままに放出すれば、それは周りへの攻撃性につながる。
あるいは破壊的になる。
この事実を認識して、まずは心での良心フィルターをかけて、
さらには頭脳による論理性フィルターをかけて、それから表現する。
そのようにすれば協調性高く建設的になれる。
この姿勢が周りの物事をいい方向に変え続ける原理になる。
そういう仕組みだから、「gut feeling」は信じていい。
「腹黒い感情」が出てきてもそれを信じてもいい。肯定する。
エネルギー源は絶やさずに、それを制御することを学ぶのです。
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※20131008 10:00 修正しました 「内蔵」→「内臓」