【知らなかった】AEDのこと、倒れている人をみたときの措置
おはようございます。
今朝は家から朝メにさせていただいています。
===ほぼ毎朝エッセー===
会社のビルの管理会社にお願いして建物にAED装置を入れてもらいました。
ビルの警備をしてくれているAlsokのサービスにAED設置があるのですね。
そして、サービスの一環でAEDの使い方についての講習がありました。
講習会はビル全体に対して実施。うちのセミナー室をお貸しして各テナントに
集まって実施してもらいました。
そこで講演をしてくれた小山さんという方のお話。
あまりに良かったので社内のレクチャーとして再度講習のお願いをしました。
ご快諾いただけ、昨日その講習会がありました。
今朝は、そこから学んだことをシェアさせてもらいます。
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まず、AEDという言葉の意味です。
Automated External Defibrillatorの略。この「Defibrillator」という単語、
とても分かりづらいです。日本語に訳すと「除細動」だそうです。
心臓の動きには大まかに3つあると。
正常な脈を打っているとき、痙攣をおこしているとき、そして心停止。
心臓は何か異常があると、10分くらい痙攣が続いて、そして止まるそうなのです。
この痙攣状態を「細動」というそうです。もちろんこの時には、
心臓の血を循環させるためのポンプ機能は停止してしまいます。
AED装置は、スイッチを入れて中にあるパッドを裸の胸上部と脇腹に密着させると、
1)心臓が「細動」状態にあることを心電図を取りながら確かめて、
2)細動状態の時「だけ」に1700Vというような高圧電気ショックを許可して、
3)操作する人にボタンを押すことを促して、ボタンを押すと、
4)心臓を一瞬停止させて、戻る弾みを利用して通常のリズムに戻す、
5)心臓が正常なリズムか心電図を取りながら再度確かめる、
ことをする装置なのです。
だから「除細動」、細動を除くもの、と呼ばれているのですね。
ゆえに心臓が正常なときや、心停止しているときには、電気ショックは促されません。
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さて、心臓が痙攣をしていたら当然のことながら、血液は流れません。
その血液が流れない状態が続くと一番酸素を必要とする脳の細胞が死にます。
それを防ぐのが心臓マッサージです。Tさんの日報にもありますが、
「心臓マッサージ」という言葉はミスリーディングなようなのです。
「心臓ポンピング」と呼んだ方がいいのかもしれません。
倒れている人を見た。その人に声をかける。息が無い。
心臓も止まっている様子。
そこで取る措置は、周りの人に、きっちり一人ひとり指名しながら、
AEDを取ってくることと救急車を呼ぶことを依頼すること。
また、メインになる人は「心臓ポンピング」をすること。
「心臓ポンピング」は胸郭の真ん中部分を5cm押し込み、
それを1分間に100回程度、2分間押し続けることです。
無理やり心臓を変形させて強制的にポンピングさせること。
かなり力とエネルギーが必要です。そして気道を確保する。
ちなみに人工呼吸は感染の心配があるため今はしなくてもいいルールと。
このことによって血が流れる。復活できる可能性が高まる、
あるいは復活できたときの脳などへのダメージが少なくなるそうです。
その間に他の人はAEDを持って来たり、救急車を手配したり。
その分業がとても大切だと。とにかく心臓ポンピングは途絶えさせない。
AEDによるショックで戻ることもあれば、
心臓ポンピングによって心臓のリズムが戻ることもあるようです。
つまり、AEDは副次的なもの。
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しかし、勉強になりました。明らかにいい講習、いい内容です。
ここに書いたこと以外にも沢山の情報がありました。
何よりも、Alsokの小山さんの、あの低姿勢、にじみ出る感情、
正義感、愛情、人柄。そういった総合的なところから得られる感動。
プレゼンテーションのやり方としてもてとても勉強になりました。
社内からも好反響。小山さん、ありがとうございました。
===以下日報より引用(⇒以下は私のコメント)===
[Good News/Special Thanks To]
AEDのお話は非常に示唆的/刺激的でした。
お話を聞けて良かったです。
⇒良かったですよね。
一度聞いて皆にも是非聞いてもらいたいと思いました。
[Good News]
*AEDのレクチャーは大変勉強になりました。
ありきたりですが、「自分が遭遇したら実行できるだろうか」
をずっと考えていました。常にiPhoneを見ながら周りを見れていない
自分を少し反省しました。
⇒都会暮らしは周りに無関心になる。確かにありますね。
周りと能動的にかかわるという姿勢が欠けているのが日本人の
反省点ですね。
【Good News/Special Thanks To】
AED講習、大変ためになりました。
身近な知り合いから、子供の運動会で父兄の一人が突然倒れ
AEDによって助かった、という話を聞いたばかりでした。
⇒そういう話を聞いてもAEDが実際に何をする装置なのか、
あまりに自分もわかっていなかったことに驚いて、
あの講習を社内で開いてもらうことにしたのです。
[Good News/Special Thanks To]
*本日のAED講習、とても興味深い内容でした。駅など、AEDを設置しているのは
よく見かけましたが、現物を見たのは初めてでした。積極的に助けようと
一歩踏み出す事が本当に大切ですね。
⇒あと、心臓を5cm押し続けることがとても大切だということも。
○Good News/Special Thanks To
・AED講習ためになりました。いざという時に動ける人になりたいです。
⇒知っておくのが重要ですよね。
[Good News / Special Thanks To]
・AED講習は、年間200回講習していらっしゃるだけあって、
大変わかりやすかったです。その動作がなぜ必要なのか?を
盛り込んで解説してくださったので、覚えやすかったです。
いざというときには、勇気をもって行動したいと思います。
⇒プレゼンテーション手法という意味でもとても勉強になる方です。
相手に警戒させずにふと入ってくる。
* 小山さんのAED講習は、伝え方に熱意がこもっていて非常に印象に残るものと
なりました。
もしもの時は、本日の小山さんの講習内容を思いだして、可能な限りの救助活動
を行います。
本日はありがとうございました。
⇒勉強になりますよね。参加率も高くてうれしかったです。
[Good News/Special Thanks to]
* AED講習が大変ためになりました。
→講習を受けるのは2回目でしたが、小山さんの説明に引き込まれました。
⇒小山さんの説明、本当に引き込まれます。
皆からの質問も活発で良かったです。
[Good News/Special Thanks To]
AED講習会、開催ありがとうございました。
現代を生きるうえで知っておくべき重要な内容でした。
心臓マッサージの真の意味も知りましたし。
⇒知っているか知らないかでいざというときの行動も変わりますから!
[Good News/Special Thanks To]
緊急時には AED も重要ですが、適切な応急処置が重要ということを改めて認識しました。
⇒心臓のポンピングが何よりも重要ということですね。
[Good News/Special Thanks To]
AED講習会はとても勉強になりました。設定していただきありがとうございます。
「心臓マッサージ」という呼び方はミスリーディングですね。まさか血液のポンピングが
目的だったとは。口から時々酸素を送り込み、手で心臓をポンピングして脳に届ける。
言われてみればなるほどです。
⇒心臓ポンピング、という言い方を啓蒙しましょうか!
[Good News/Special Thanks To]
本日のAED講習会とても勉強になりました。
→実際誰かが倒れた場合冷静に対処していきたいと思います。
⇒知っているかどうかで取る行動が変わってきますね。
[Good News/Special Thanks To]
* AED講習参考になりました。あまり利用したくないですが
一度聞いておくと心強いです。
⇒そう思いました。心臓のポンピングが如何に重要かも驚きです。
[Good News/Special Thanks To]
* AEDLectureありがとうございました。
扱いは難しくなさそうですが、その場で落ち着いた行動は難しそうです。
⇒その通りだと思います。あの小山さんですら頭真っ白というくらいですからね。。
[Good News / Special Thanks To]
AEDの講習会、なる程と思わされることが多かった。
さすが、エリアで優勝された担当者ですね。
衆目の中で、積極的に関われるかと以前は考えてもみなかったが、
しかし、もし身内の者だと置き換えると手を出さなければ後悔
しますよね。またも反省ですね。
⇒人に関心が無い、いちいち関心を持っていたら持たない、
というのが都会の現象。東京では特に強い。その中での反省を
促してくれるような講習会でもありました。
[Good News/Special Thanks To]
AEDの講習会での小山さんのお話はとても分かりやすく、
また命を救うことの勇気も改めて学ぶことが出来ました。
もし、身近に救命が必要な人を見かけたら、躊躇せずに救命のお手伝いを
したいと思いました。
⇒大切なことを教わりましたよね。
妊婦さんの場合はどうするかという質問、良かったです。
[Good News/Special Thanks To]
* ALSOK小山さんの講習を聞くのは2回目ですが、忘れていたことや
質問の回答で初めて聞くことなど、今回も勉強になりました。
→劇場勤務時代「刃物を持った人が入ってきたら…」とか
「倒れて意識がない人がいたら…」とか「大量出血した人がいたら…」
などのシュミレーションをしていたことを思い出しました。
⇒私も正直に今回だいぶ忘れていたことを認識しました。
新入社員さんたちへの人枠としてもお願いしましょう!
[Good News/Special Thanks To]
・ALSOK小山さんのAEDレクチャー、好評だったようで良かったです。
内容もさることながら、あの‘聞く気に’させてくれる話術、
ご本人の努力もあるのでしょうが、羨ましいです。
全国大会に出られるとのことも納得!
ぜひ頑張ってほしいです。
⇒その通り、プレゼンテーション力ということでとても参考になる方です。
あの低姿勢、あのにじみ出る感情、正義感、愛情、人柄。
いつの間にか受け入れてしまうのですよね。。
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※20130911 15:10 修正しました 「DR」 → 「日報」