「バカだよなぁ。どこかで断ち切ればいいのに」と思う
おはようございます。
「涼しい!」
今朝、玄関を出て思わず出た一言でした。
===ほぼ毎朝エッセー===
「自分が上からされたのだから下にしてもいい」
箱根駅伝で有名な大学での、上から下への絶対的権力の存在。
企業であれば「パワハラ」として訴えられるようなことまで横行。
このロジックが蔓延して、この文化が永遠と続いています。
先輩は「後輩のために厳しく鍛えている」と正当化しています。
先日の「3分間スピーチ」で聞いた「体育会系」のお話からです。
3分間スピーチとは社内で自分の体験段や興味のあることについて、
毎週月曜日の全社会議前に持ち回りで発表してもらっているものです。
彼は駅伝メンバーとして体育会系の部に入っていました。
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「私も苦労したのだから、嫁が苦労するのはあたりまえ」
NHK BSでの「おしん」の再放送でもそうです。
佐賀の姑から嫌がらせを受けている「おしん」を含めた嫁たち。
姑は「嫁のために厳しく鍛えている」と正当化しています。
体育会系でのお話と同じロジックです。
「バカだよなぁ。どこかで断ち切ればいいのに」
不思議です。はたから見ると異常さが分かるのです。
ところが、当人たちはやめられないのです。
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実は会社でも様々あります。
中にはビックリするような考え方がはびこっているところもあります。
ところが企業という壁の中に入ってしまって見えなくなっている。
例えば、日本では最大級、世界的規模の超大手企業。
下手をすると半官半民的な存在感のあるところ。
きっとそこは、上司からの締め付けがきついところなのでしょう。
その腹いせにとばかりに出入りの業者をいじめたりしているのです。
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一担当者が相手の都合など関係なく相手を振り回す。
やるのが当たり前。ビジネスパートナーという考え方などには至らない。
先輩社員たちもそうやっていたのだからそうする。
業者も仕事が無くなると困るので文句も言わずに従います。
だから自分たちがおかしいことをしていることに気が付きません。
いや、そのことをおかしいとも思っていないのでしょう。
「業者のために厳しく鍛えている」というような正当化すらしています。
また、それを自分の実力だと盲信している。
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外から見れば、恥ずかしい状態であることに気が付きづらい状態。
もちろんその姿勢は、会社の肩書が外れたら成立しません。
枠の中でガラパゴス的進化をする考え方は怖いものです。
合理的に普遍的に正しいものなのか、
あるいは断ち切った方がいい考え方に至っているのか。
組織の外からの視線を無くさないような感性が必要です。
その感性を集団で磨き続けることができるのかどうか。
これから伸びていく組織には必要な能力だと考えています。
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※20130827 18:05 タイプミス修正 「ビックリするようなえ方」→「ビックリするような考え方」