結構なお金や工数をかけて展示会に出すメリットについて
おはようございます。
靄(もや)のかかった朝。しかし、この「靄」という字、書けもしないし読めもしない。
パソコンの文字変換は素晴らしいが「この先どうなってしまうのかな」と頭をよぎります。
いつもの場所と、アゼリアと、ヒカリエ横から差し込む朝日と。
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昨日から東京ビッグサイトでの「スマートフォン&モバイルEXPO」という展示会にブースを出しています。これでCACHATTOを単独で出展するようになってから3回目です。繰り返し出しています。
でも思いませんか?
「展示会に出すメリットって何だろう」って。
今朝はそれについて。
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一口に展示会に出すと言ってもその裏にはそれなりの費用と工数がかかります。
・ブースのスペースのための費用。
・展示ブースのデザインや作成装飾の費用。
・準備にかかる社内工数。
・立ち会いや運営にかかる工数や費用。
・会場で使う設備やインターネット回線を持ち込む費用。
金額換算してみると結構なものになることに驚きます。それでも出しているのです。
まず狙いとしてはポテンシャル顧客の獲得でしょう。つまり新規顧客開拓。費用がかかったとしても、それ以上に新規獲得数が増えればペイするはずです。新規顧客開拓にトッププライオリティにあることは間違いがありません。ところが、意外とこのことだけに注目すると総費用が正当化できないことも多いです。
それでも出している理由は何でしょう。それは副次的な効果も大きいと思っているからです。
「今何が流行っているのか。今どの会社や製品が元気なのか。」
実際に現場で様々な他の展示物に触れることができるとわかります。もっともこれは出展せずとも展示会に行けばいいことなのでしょう。
展示を出していることのメリットは次の点だと考えます。
・実際にお客様が何を求めているのか生で会話できること。
・業界内での元気さがアピールできること。
・既存顧客に「ありがとうございますその後も元気です!」とお見せできること。
(実際に何名もの方々が「やっているねぇ!」といらしてくれています)
そして、そのほかにも意外と大きいのは社内メンバーに得られる「成長の実感」にあるのです。
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「自社のサービスが社会に受け入れられている。実際に使われている。注目されている」
一体感のある小さめのベンチャー企業とはいえ、社内で働いている人たちが、皆でこういう実感をもつことは意外と難しいです。もちろん、日々の業務の中から感じ取ることはできるます。ただ「実際のところどうなのよ?」と、実感となると共有できていないことも多いです。
「展示会に出している。そこにお客様が集まってくれている。活況で沸いている」
そういう事実に触れることができるのが展示会なのかも知れません。
そのように考えると、展示会の費用というのは単なる広告宣伝費というものだけではないです。意味合いとして、採用訓練的、あるいは、福利厚生的な意味合いも持ってくるのです。
また、展示会にいたるまでのプロジェクト推進もいい勉強になります。短期勝負のためにどこまで費用と労力のバランスを取って準備ができるか。そのためにはいつまで何を終えていなければならないのか。当日の運営はどのようにやっていくのか。
様々な勉強になります。
このトータルな効果として、このような花火を打ち上げることって必要だと思っています。だから総費用も正当化できるのです。
そのためには、毎年進化すること、毎回工夫を重ねること。魂を込めること。気合いを入れること。そういう勝負の場である必要もあるわけです。
ご来場をお待ちしております!e-Janネットワークス(株)は「東40-22」に出展しております。
http://www.cachatto.jp/blog/cachatto/item_398.html
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■関連記事
昨年の出展に関する関連ブログはこちらにあります。
□出来ない理由を沢山持っている人、諦めない理由を沢山持っている人
http://blogs.itmedia.co.jp/shiro/2011/05/post-2484.html
□モチベーションが高められないときの脱出方法、個人編・組織編
http://blogs.itmedia.co.jp/shiro/2011/05/post-cb33.html
□メッセージをシンプルにできないのは自分が偉いと主張したいから!
http://blogs.itmedia.co.jp/shiro/2011/05/post-2ad9.html
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※20150510 1230 タイポを変更しました。 とことが、→ ところが、採用訓練多岐→採用訓練的