居酒屋でも通る声になりたい #asacafestudy
おはようございます。
今朝は朝カフェ次世代研究会。場所の設営で早く出社したかったので、隣町の絶対始発(一番電車でその駅始発)まで、4.5キロ歩きました。朝から快調です。
今朝はそこで学べた声の出し方について。
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意を決して、手を上げて、声を張り上げて言います。
「ビールお願いしま~す!」
ところが居酒屋さんのガヤガヤで声が通りません。
「・・・ガヤガヤ・・・ガヤガヤ・・・」
上げた手のやり場に困って髪の毛を触ったりします。
自分には日々こんなことがよくあるのですね。
喉の辺りでつぶれたような声しか出ないからなのでしょうか。
それに気づいたのは、会社の声のいいMさんと飲みに行くようになってから。
彼の声は実に気持ちよく通るのです。
それなので、昨年末忘年会のときに永井千佳さんにお願いしてみたのです。
「居酒屋で通る声になりたい。そのトレーニング方法が知りたいです。」
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それに応えてくれたのか、今朝の朝カフェ次世代研究会で永井千佳さんは、
『あなたの魅力を引き出し、ビジネス力が上がる発声法』とのタイトル。
簡単に言えば「モテ声」になるためのトレーニング方法などを教えてくれました。
彼女がいい声とのサンプルだと今朝のブログに挙げているのは、
・「ビロードのような美しい声です」と、政治学者の姜尚中さん、
・「落ち着きがある深いトーンです」と、野田首相、
・「声が低い音域で統一されてブレがない」と、女優の真矢みきさん。
最近は、傾向として女性も含めて低い声が多くなってきているのだとか。
確かにアナウンサーや政治家でも低くていい声の人は安定感があっていいですね。
野田首相も声でだいぶ得をしていると。
そして、その伝授方法はいつも通りの永井千佳さんスタイル。
クラシックの伝統ある発声方法のトレーニングから要点を切り出して教えてくれました。
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学んだことを忘れないうちにメモしておきましょう。
まず「モテ声」の要素には二点ある。
(1)低い声、そして(2)響く声で、その二要素を安定して出すことだと言います。
低い声を出すには「腹式呼吸」。
「腹の底から声を出す」とはよく聞きますよね。でも実際のところはどうでしょう。
それは、インナーマッスルである横隔膜を利用して空気を喉に通す感覚だそうです。
そのためには顎を下げて口を開け、直接おなかから息を出すのです。
「ハッ・ハッ・ハッ」と、そのまま犬のような息をするトレーニングも有効であると。
響かせるのは鼻から上の部分だそうです。のどや胸ではないのですね。
それには、鼻腔をごく軽く押さえて、ハミングみたいにうなって、共振するポイントを
探すのだそうです。その共振を利用して声を通す。口はあまり開かなくてもいいそうです。
さらに、安定したトーンになるには、のど仏が下がった状態を保つのがポイントだと。
特に、母音の「え」や「い」では、のど仏が上がりやすいために要注意。
のど仏が下がった状態で「い」が発音できれば、安定したトーンになるそうです。
スピーチや歌う前に何かを飲むのは、喉頭(のど仏)を下げる効果があるとも言います。
「なるほど。これならできそうだ。」
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早速、今朝は【朝メール】を書きながらやってみます。
「ウウウゥ~~~~」と共振させながら、その共振状態でトレーニングしてみました。
鼻腔がかゆくなるくらいです。そして、おもむろに言います。
「ビールお願いしま~す!」
ふむ。確かに通ります。事務所の奥の方まで届いている感があります。
「ウウウゥ~~~~」「ビールお願いしま~す!」
「ウウウゥ~~~~」「ビールお願いしま~す!」
「ウウウゥ~~~~」「ビールお願いしま~す!」
そこに出社してきたKさん。彼女、とても困った顔をしていました。(笑)
いや、声を出すって気持ちいいですね。
やりすぎたのか、早朝からちょっと喉が疲労気味。
永井千佳さん、ありがとうございました。
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※20120111 17:00 「、」を二箇所修正、女性の → 女優の 変更しました。