父が瀕死の重体(5)「病気じゃないんで、毎日少しずつ良くなっていく。それが嬉しくてな。」
おはようございます。
皆さまには大変ご心配をおかけしました。父は大丈夫そうです。今回が最終回です。
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先週の金曜日に続けて土曜日にもお見舞いに行きました。
「病気じゃないんで、毎日少しずつ良くなっていく。それが嬉しくてな。」
そのように今の気持ちを表現してくれました。前向きです。
土曜日のお見舞い中には、看護師二人にシャワーを浴びさせてもらうというイベントもありました。「あ~気持ちよかった~!素晴らしい施設だ!」と、父は感激しながらシャワーから戻ってきました。心なしか顔色が生き生きしてきました。黄色っぽかった顔も赤らんでいます。お風呂の効果は絶大です。
顔のあちらこちらついていた血痕も本当の傷の部分だけになりました。真っ白な髪も血で茶色がかっていたのですが、しっかりと元の白髪にもどりました。これでようやく、11/14 月曜日に事故に合ってからずっと体中についていた血痕を、ちゃんと流せたのです。
ICU症候群のためか薬のためか、木曜日くらいまでに見えていた、幻想も完全に消えたそうです。一時は自分の頭が狂ってしまったと本人も真剣に悩んでいたのです。これでどうやら頭脳の方も無事に回復です。頭の手術痕の抜糸が終わったら、今はお断りしている友人たちからのお見舞いもお受けさせてもらうとのこと。あと一週間くらいでしょうか。
金曜日のお見舞い時には、目の不具合なのか脳の後遺症なのか、手元が見えないということを心配しました。携帯電話やiPadや新聞が見えないと言っていたのです。土曜日には、読書燈を使えば手元がはっきり見えることがわかりご機嫌でした。
早速iPadや携帯での情報収集が始まります。そこで初めて【朝メール】に書いてあった事故の詳細や、皆さんからいただいていて転送してあったメッセージを本人が自分で読むことができたのです。
早速昨晩、私の携帯に父から電話がかかってきました。
「ICUで暴れていたなんて全く覚えていないなぁ。驚いた。ひどいもんだなぁ。
それと、いろんな人から声をかけてもらっていたんだな。
明日からリハビリが本格的に始まる。
しばらくしたら歩いて運動する生活にもどれると思う。
皆さんに 『ご心配おかけしました。本当に応援ありがとう』とお伝えください。」
本人もリハビリにしっかり取り組もうとしています。骨が折れていたら、それこそ数カ月は歩けなかったでしょうから。不幸中の幸でした。
理不尽かつ不遇な目にあっても折れることなく前向きに捉えて根気よく努力する強い意志。そのシンプルな生き方は素晴らしいと思いました。父は「大切な何か」を身をもって自分たちに教えてくれようとしているのかも知れません。
いずれにせよ、これだけのインパクトを与える、スクーターやバイクの市街地での乱暴運転です。信用金庫の各社さん、断固禁止をするよう仕組みを変えてください。J信用金庫ならずとも、同じです。
ひどい怪我です。手術のために毛を剃られてしまっています。
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