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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

Windows 7 タブレットは使えるのか?Acer ICONIA TABを試してみた

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おはようございます。

曇り空の朝です。今週末はオフィスの拡張工事「PhaseⅠ」です。
3階に加え4階も使えるように6月よりオフィスを借り増ししました。
その4階を荷物置き場にして、3階のオフィス領域を拡張します。
今週末はその工事の立ち会いがあります。片付けせねば!

その隙間を縫ってWindows 7タブレットを試してみました。今朝はその報告を。

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■業務用ならWindows 7 タブレットなのか?

iPadがビジネスで広く使われ始めています。iPadは、タブレット型端末のビジネス用途を開拓したのが偉大だと思います。それを横目に、XOOMやGalaxy、Optimus、GALAPAGOSなどのAndroidタブレットたちが虎視眈々と法人用途を狙っています。

一方、ダークホース的に期待を集めているタブレット端末があります。Windows7をベースとしたものです。iPadからかなり出遅れた感はありますが、オンキョーやAcer、富士通、東芝などから次々と端末が発表され発売されてきています。

「OSがWindowsであれば、従来のパソコン管理体制がそのまま引き継げます。
 それでタブレット型端末が使るのなら、これは管理者としてはアリですよ。」

期待している理由についてある管理者さんから聞きました。もっともだと思いました。

「Post PC」時代はいいとして、そのためにわざわざ、管理方法がまだよくわからないOSで新しい体制を整える必要があるのだろうか。このことに二の足を踏んでいる管理者たちも多いのではないでしょうか。

Windows 7 タブレットは、そのニーズにはまる可能性があるのです。

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■百聞は一見にしかず、試してみた

実際に自分で触ってみなければその善し悪しの判断はつけづらいです。

それなので、先日、有楽町のビックカメラでWindows 7 タブレット端末を入手しました。acerのICONIA TAB W500というものです。主なスペックは次のとおり。

・OS: Windows 7 Home Premium
・1280×800のマルチタッチ対応10.1インチ液晶
・前面および背面に130万画素のWEBカメラ
・2GBメモリ
・USB2.0ポート2つやHDMI出力端子
・照度センサー
・加速度センサー
・Bluetooth 3.0+HS
・IEEE802.11 b/g/n対応無線LAN

SSD32GBモデルとHDD160GBモデルがありましたが、ここはあえてSSDにしました。タブレットとして使うことを前提に考えれば、立ち上がりの早さは大切ですから。

いつもの、つら~い仕事ですね(笑)。何が辛いのか。持ち歩いている端末数が増えていることでしょうか。ふと、幾つ運んでいるのか、抜き打ち検査をしてみました。今朝、実際に通勤に持ち歩いていた端末たちです↓↓。

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★ブログ執筆用のWiMAX付きLet's Note(右上)、ICONIA TAB W500(右下)、Galaxy TAB (左下)、セパレートケータイF-04B(左の白いの二つ:定期券+電話用)、iPhone (上真ん中:iPod+数独用)、Portable Wi-Fi (左上の黒い箱)。

これでいて、今回はMEDIASはお留守番です。カバンが重いわけだ。電磁波のガンも心配だし。本当に辛い仕事なんですよ(苦笑)。

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■静電容量タッチパネルの感度が高い

閑話休題。ICONIA TABを立ち上げてみます。iPad2と比べてみましょう。厚さはiPadの2.5倍といった感覚です。(黒いのがICONIA TAB、白いのがiPad2)

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そして実際に立ち上げて使うとちょっと驚いたことがありました。

静電容量方式のタッチパネルなのですが、爪先での操作を受け付けるのです。

「え、感圧式とのハイブリッド?」と疑いますが、物理的なペンでの入力は受け付けません。

試しに昔iPhone用に買って動きがあまりに悪く放ってあったスタイラスを試してみます。iPhoneやiPadでは押しつけない限り感知しないものが、このICONIA TABではバッチリ使えます。どうやら、静電容量方式の感度を高くして、より微小な電子の流れでも感知するようなっているようです。

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良く見てみると、指を離す際に、その最後までどこが触っていたかを正確に表示する☆型のポインターが残ります。その☆型ポインターは、なんと爪の操作も受け付けるのです。WindowsのUIはマウス操作を前提としており、小さな部分を指す必要があるからなのでしょう。

それにしても、爪の先が使えるというのはなんとも便利なことです。また、スタイラスが感圧式スクリーンではなくても軽快に使えるのは結構いい感覚です。メモなどが格段に取りやすいでしょう。

ところで、iOSやAndroidであえて感度を下げている理由って何なのでしょうか?逆に疑問が湧いてきました。

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■操作に対する画面の追従が残念

実際にウェブブラウザーを立ち上げてみます。まずは、標準のIEを使います。やたらとBingへの誘導が設定されているので戸惑いますが、負けずにGoogleに設定してなんとか動かします。マウス無しでの操作にはかなり無理があるのは否めません。また、スワイプをしたつもりが文字が選択されたり、ピンチイン・ピンチアウトをした1秒後に画面がガクガクと動いたり。指操作への追従性は見るも無残です。

5本指で画面にタッチすると、Acer Ringという操作パネルが出てきます。そこにある、Acerが提供したTouchBrowser。指での操作を前提としたブラウザが出てきます。スワイプ操作は若干素直になるものの、ピンチチイン、ピンチアウトの反応は、やはり作をして0.5秒後に動きがガクガクっと始まる感覚です。

コントロールパネルで何かの設定を開いた時も、画面が思いきりちらついたりしていました。これは、「Windowsの重要な更新」をかけたら落ち着きました。まだまだ改善しますね。

この異和感、慣れるかと思ってしばらくいじっていました。ところが、Windows独特の、細かいボタンをポイントしなければならないあたりにストレスを感じている自分がいました。少なくともiPadで操作したようなスムーズな驚きは全くありません。

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■どうやったら使えそう?

そこで何にだったら使えるのか、考えてみました。

専用ソフトで専用端末とした用途には期待できそうです。Windowsなので、あえて利用できるアプリを思いきり制限してしまって、専用端末として使うのです。指で操作できるようにボタンを大きくして。開発のしやすさ、プログラマーの多さはWindowsならではでしょう。

Flashの動きの良さは、さすがWindowsです。わが愛用のNHKオンデマンドの再生端末としてはとてもいいです。全くストレスが無いです。まるでパソコンで見ているようです。(というか、パソコンですからね。) Flashを多用するのであれば、これはアリです。

Windowsが幾つも開くタブレットというのも、意外といいです。AndroidやiOSではあえて、ひとつのアプリで画面を全て占拠してしまいますが、Windowsでは幾つも並列して置くことができるのです。複数の専用アプリを交互に使う、そんな使い方が目に浮かびます。

リモートデスクトップ端末としても操作してみました。こちらは、タッチでのジェスチャーが元のコンピュータに伝わらないので操作がかなり難しいです。スワイプやピンチイン・ピンチアウトは使えません。

静電容量方式でスタイラスがすらすら使えるということには何らかの未知なる可能性を感じました。いずれにせよ、タッチ操作感の向上は急務ですね。これから出てくるWindows 7 タブレット端末が、どの時点で指操作で本当に使えるようになるかが観察するポイントだと思います。

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※20110610 09:31 指操作への従性 → 指操作への追従性 直しました。

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