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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

なんで変な社名なのですか?「株式会社いいじゃんネット」

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おはようございます。

今朝はすっきりと晴れています。今日は暑くなりそうです。もしや梅雨が明けた??

今朝はうちの社名について。

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Q: なんで「株式会社いいじゃんネット」という変な社名なのですか?
  「法人向けのセキュリティサービスを開発販売していてこの社名では。。」

はい、確かに。濁音が入っていたり。ひらがな表記であったり。軽いと思われたり。関西では嫌われる「ジャン」言葉だったり。沢山の問題がある社名です。

自分が好きなのは「e-Jan」という表記です。この「J」が大文字であるとろにこだわりがあったりします。左右のバランスがいいとか。ロゴとしてポテンシャルを感じるとか。

Ejan_3

もっとも、これも、Jan(ヤン)という名前の人がいたり、いやJanuaryだと言われたり。多種多様な意見はありますね。

いずれにせよ、法人向けのセキュリティーサービスとしてはなかなか厳しい名前です。

例えばある担当者が会社でうちのサービスを採用するための稟議書を上げるとします。

いいじゃんネットカチャットを採用することにした。」

これはちょっと書きづらいですよね。社内でも「重い十字架を背負っている」とよく言われます(笑)。

途中、社名の変更を検討したこともありました。でも重い名前がゆえに、「変えたら負けた気がする」という社内意見もあり、今まで名前を変えずにきています。

では、何故そんな社名になったのでしょうか?

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人は「それいいじゃん!」と言えることに「お金」や「時間」を使っている。

30代半ばを過ぎたサラリーマンとして、起業をしようというときに気がつきました。20世紀までは、恐怖が人を動かすこともあっただろうけど、21世紀では「それいいじゃん!」が人を動かしていくようになると。それがより明確化するだろうと。

「それいいじゃん!」は、いわば「小さな投票」のようなものです。そして社会は、人々の日々の「小さな投票」で徐々に変化しているのです。「e-Jan」という貨幣があったとしたら、沢山の「e-Jan」が集まるところに、より強い「それいいじゃん!」を実現するパワーが与えられるのです。

・ 「e-Jan」貨幣の通り道に自分たちのビジネスを持っていきたい。
・ それには「それいいじゃん!」と言えるものを創ればいい。
・ できればコミュニケーションのあり方を変質させるネットや通信端末の分野で。

そのような思いを強く持っていたがゆえに「e-Jan Net」としたわけです。日本語表記で「株式会社いいじゃんネット」。日本語表記は後付けです。

ちなみに設立した2000年当時は1000万円以上の資本金が集められないと「有限会社」でした。

「こんな社名でも、ちゃんと1000万円以上の資本金集めて株式会社やっています。」

前株にしたのも重い名前に対する背伸びの気持ちがあったのですね(笑)。

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