音痴っているの? #asacafestudy
今朝は朝カフェ次世代研究会の日でした。
早朝6時くらいから人々が集まって何らかの勉強をする。
自己啓発系です。毎回盛況です。
今朝は永井千佳先生による合唱体験でした。
以前、オルタナ定例会で行われたのと同じ企画です。
今回は朝カフェ女子部のコーラスも入りました。
急造合唱団によるハモりを体験したあとは質問が活発です。
早朝から声を出したからでしょうか。
いくつか発見したこともあります。
Twitterに書き散らしたメモからまとめてみます。
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■合唱で人につられないように歌うには?
人の音を聞きながら自分がバランスを取るという感覚が大切と。
耳をふさいではだめ。
■合唱でパートの振り分けをしたが、どういう根拠か?
低い音はもともとの素質。高い音は訓練次第。
低い音は体の大きさによって決まる一面はあり。
本来のおぎゃ~と生まれた時の声、遠慮のない声が本来の声。
幼稚園児のあの音。地の声を元に練習する。
人は育つ過程でかっこつけたり教育されたりで地の声を忘れる。
■音楽は感覚か理性か?
音楽とは、言葉のない世界。感覚に支配される世界。
ソロでは感覚だけの世界に行ってしまう。
ところがピアノで伴奏をするとき、指揮をするとき。
そのときには感覚の世界だけではなく、理性が働く。
■音楽の場所って大切か?
音楽には残響がとても大切。残響の中で歌うことが大切と。
いいホールで修羅場をくぐった演奏家は、どんどん育っていく。
甲子園を体験して選手が成長するように。
■合唱は外国語の研究でもある
外国人合唱団のキングシンガーズは日本語を追求して歌っている。
日本人よりも正しい発音をしているくらい。合唱は言葉の研究。
http://www.youtube.com/watch?v=AnrBhvf48Ag
合唱ではかえって日本人が母音の発音に甘いという罠にはまる。
■指揮者という役割
指揮者は何倍も練習して勉強している。
指揮者には耳の良さ、リズム感が求められる。
オーケストラでも全ての音をピアノのレベルで暗譜している。
■音楽家が心の状態を良く保つには?
イチロー選手のようにやることの手順を決める。
指揮者の小澤征爾さんも木を触るとコンサートが成功するという
決めごと、ジンクス(?)を持っている。
■早朝に声を出すのはいいことなのか?
声が出るのは起きてから4時間後。
声を大切にする声楽家は午前中は声を出さないくらい。
※朝の勉強会で声を出すのは良くなかったわけです。早朝勉強会には向かない!
■絶対音階って必要なのか?
世界の指揮者皆が絶対音感を持っているわけではない。
絶対音階があると譜面を覚えるのが速いというメリットはある。
絶対音階を身につけるのは2-3歳から始めて10歳くらいに
トレーニングをするといい。
■音痴っているの?
音痴はいない。音痴はみたことない。
音痴ではなく、音を外しているだけ。
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以上、順不同ですが、学んだことを書き出しました。
永井千佳先生、ありがとうございました!
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