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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

「妄想癖」が新ビジネスを成功させる秘訣なのかも

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おはようございます。

優れない天気が続きます。
3月下旬の春分の日を超えたとは思えない冷たい空気です。

昨晩は就活学生さんら6名との懇親会がありました。地震で大企業の採用活動は完全停止状態。就活がストップしてしまったと。とても好印象な方々だったので、地震の影響が変なところに出てちょっと可哀そうに思います。

その後、その懇親会を主催していた会社の、30代半ばの社長さんと二次会に行きました。そこでいいキーワードに巡り合いました。「妄想癖」。今朝はそれについて。

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「なぜベンチャー企業を興したのですか?」

このストレートな質問に答えることって、意外と難しいです。

そこに、ヒントになりそうなキーワードが!
起業家の一つの要素として「妄想癖」があるのではないかと。

その場で書いた図は次のようなものです。

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解説しましょう。右から順番に。。

「妄想」をする。

     ↓

悶々とした「エネルギーの塊」を得る。

     ↓

「エネルギーの塊」を元に行動を起こす。

     ↓

行動を元に「できる」と勝手に確信する。

     ↓

「できるという確信」が行きたい「方向」を示す。

     ↓

「方向」を「ビジョン」などと呼んでみる。

     ↓

「ビジョン」からそれが実現できる「仕組み」を整備する。

「仕組み」を作るためのビジネスプランであったり、資金調達であったり、周りへの説得作業であったり。その後に続く膨大な労力を惜しまずに、何かにとりつかれたような熱意をもって動くのです。

「妄想」が根っこにあって、そこから発生する「エネルギーの塊」に引っ張られるように。

そして、諦めが悪いというのでしょうか。なぜだか「エネルギーの塊」が尽きないのです。「妄想」からドロドロした燃料が補給され続けるのです。こうなるともはや「妄想癖」。

「妄想壁」がひたすら続くと、ようやく、「時間のトリック」が解けてくるのです。

3年単位でしか物事が変わらない残酷な「時間のトリック」。それがようやく「妄想」の結果をちょっとだけ見せてくれます。それが元でまた「妄想」をして「エネルギーの塊」を得る。

どうやらそんな繰り返しです。

ところで、「妄想」って、女を亡くしたことを想うって、書くのですね。

なるほど。。漢字って意味深長だなぁ。

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