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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

Apple TV 8800円、買いかも。大画面YouTubeや映画予告がキレイ!

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おはようございます。

すっきりと黒い空に浮かぶ白い雲。その白さを下弦の月が際立たせています。そろそろ携帯を操作する指がかじかむ季節です。

今朝は、この土曜日にようやく時間をみつけて設置することができたApple TVについて。

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■Apple TV動かしてみました

「これはテストせねば」

Apple TV、8800円という野心的な価格で出てきました。新ギャジェットをテストするという、実に「辛~い」ことではありますが、仕方ありません。一肌脱ぐことにして、1週間前の11/17にApple Storeで注文していました。デリバーにはちょうど1週間かかり、24日にようやく到着します。

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専用の段ボール箱にキューブ型の小箱が入った状態で届きます。

このハード↓、とても小さいです。iPhoneと比較してもこれくらいです。箱の中は専用リモコン。

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この手のことはマニュアルを見ずにどこまでできるかということが楽しみなものです。とはいえ、入っているのはApple製品のご多分に漏れず、シンプルで薄いマニュアルだけです。設置は電源ケーブルとHDMI端子をテレビとつなぐだけです。つないでテレビをつけ、使う言語を選び、Wi-Fiの設定を専用リモコンで始めます。パスワード入力など、ちょっと面倒ではありますが、あまり迷うことはありません。つないでものの5分で使い始めることができました。

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設置が終わるとすぐにアップデート↓が始まります。この時間が思ったよりかかります。

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■大きく3つの使い方ができる

では実際に使ってみます。リモコンはシンプルな操作です。menuボタンが上位階層に「戻る」ボタンを兼ねているあたりも最近の流行です。

ひとしきりいじったところで次のことができるデバイスであることが分かりました。

・映画が購入できる、一部閲覧や予告編が無料で観られる
・YouTube、PodCast、ラジオなどのネットコンテンツにアクセスできる
・自分のPCに入っているiTunesコンテンツがTVで利用できる

以下、細かく説明してみましょう。

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■映画が購入できる、一部閲覧や予告編が無料で観られる

映画が300円とか500円という単価で購入できるのですが、そのプレビューだけでも意外と楽しいです。オンデマンドでネット配信でHDコンテンツがやってくるわけですが、そもそもこれは10年前からCSであったもの。はたしてApple TVだからといって多くが使われるかはちょっと疑問ではあります。

無料コンテンツとして楽しいのが、今アメリカなどで上映中の最新版映画の予告編が一同に集まっていて、予告編ポータルみたいな状態になっていることです。予告編を次々と観られるのは映画好きには嬉しい環境です。それもテレビの大画面と音とです。パソコンで覗き見する感覚とはだいぶ違います。

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■YouTube、PodCast、ラジオなどのネットコンテンツにアクセスできる

パソコンではなく、YouTubeやPodCastをリモコン一つで観られるというのは、やはり家族で共通に何かを楽しむ際には便利なものです。YouTubeの人気コンテンツとしてあったこの赤ちゃんの動画には腹を抱えてしまいました。

★笑いは人を幸せにしますね。

PodCastもコンテンツは少ないですが、パソコンやiPhoneでなく、このように見やすい環境があれば、もっと交通量が増えるかも知れませんね。HBR(Harvard Business Review)やabcNewsなどを気楽にテレビでオンデマンドで観られるあたりは開放感があっていいです。

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■自分のPCに入っているiTunesコンテンツがTVで利用できる

Apple TVにはiTunesのアカウントを登録すると、同一LAN上にあるパソコンへとアクセス、iTunesコンテンツを利用することができます。つまり、パソコンに入れてある曲をテレビで聴くことができます。

Album Artwork (ジャケットイメージ)などもそのままテレビに転送されてくるので、曲名などもわかりいいです。ホームパーティーなどを想定した使い方なのでしょうか。

ここまでくると、iPhoneのRemoteというアプリが大活躍します。手元でiTunesをまるでiPod操作するのと同じ感覚でいろいろ選んで聴くことができます。ただ、本来オーディオのみを省電力で聴ける曲を、わざわざテレビ電力にして聴くかというと疑問が残ります。心の中でちくりとアンチエコ的痛みを感じます。

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■不便な点を3つ

・日本語検索にはiPhoneのRemoteというアプリが必要
・スリープモードにするのが若干困難
・ブラウザーが無い

驚いたことに日本語検索機能が標準リモコンでは操作できません。標準リモコンでは英数字だけが使えるます。日本語検索をしたかったらiPhoneからRemoteアプリで操作をしなさい、ということです。果たしてこれが一般的に受け入れられるのかはちょっと疑問です。

スリープモードへの画面推移もメニューをたどっていくのが今ひとつ不便です。もっとも、わざわざ、「今すぐスリープ」をしない使い方が主流なのかも知れませんね。

あと、ブラウザーは欲しかったです。もっとも、Wiiやテレビに標準でついてくるブラウザを使っているかと言ったら、使っていないです。Flashの問題があるからか、テレビではブラウザは使わないという割り切りなのか、きっと事情があるのですね。

あと、MobileMeとの連携が大きくメニューの一項目となっていましたが、先日MobileMeのアカウントは年額1万円弱を正当化できずに消してしまったので試せていません。

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■所感

そもそも、Apple TVは、パソコンでできること以上のことを提供してくれるものではなく、インターネット上にある情報を少し絞って、少し使い易い状態で提供するというものです。Google TVの国内登場を待つ必要が無いという意味で、ギャジェット好きな人は是非試しておくといいかなと思いました。Wi-Fi環境があるのであれば、それだけでHDMI端子付きのテレビが新たな機能を持つということで、8800円はリーズナブルな投資だと思いました。

素直に割り切って、YouTubeのコンテンツを楽しむためのデバイスだとしても、大いにアリです。YouTubeが大画面テレビで音も良く綺麗に見えるのは思ったよりラクだし楽しいです。あるいは、映画のプレビューを鑑賞するのもいいです。PodCastのコンテンツも意外と楽しめました。

それにしても日本語検索をするためにiPhoneが必要というのはちょっと不便か。ただ一方、iPhoneのフリック入力で検索できてしまうというのは、革新的にやりやすいです。従来のテレビリモコンで日本語検索するのとは雲泥の差です。iPhoneの普及があるからこそ、できた製品だと思いました。

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※20101129 07:51 タイトル一部変更しました いいかも → 買いかも

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