4時起きのヨジラー・5時起きのゴジラー:年間548時間を創出する3つの簡単なコツ
★受けました!昨日の日経新聞の記事にあったのですが、近頃流行りの「朝活」についてのエッセーです。
早朝に寝床でTwitterを見ていて「4時から活動している人がいるんだ」、「5時から活動している人がいるんだ」、と感心しながらまどろみ、6時になってロクジラーは語呂が悪くてまた寝てしまうという。。そんな内容でした。共感できるし「ヨジラー」、「ゴジラー」というネーミングが気に入りました。
そう。「寝ることが好き!」これは人間に共通した楽しみです。だからだらだらと寝てしまう。だから早起きができない。
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ところで寝ることが好きな理由は何でしょう?
それはいわゆる子宮復帰願望です。あるいは体を操作するのに疲れた魂が、体から離れて自由を楽しむ時間を欲する、幽体離脱願望だという人もいるでしょう。根本的に、人は覚醒していることが大変なので、そこから解放されている状態が睡眠だとも言えるでしょう。
寝坊をする理由は次のようなものです。
(1)寝入りの落ちていく感覚が楽しい、抗しがたい。
(2)長時間寝ると体が回復すると信じている。
(3)熟睡体験を今回も再現したい。
(4)寝不足。前の夜遅かった。
これがわかれば簡単、敵を知るです。あとはコツに従って早起きを飄々(ひょうひょう)と実践すればいいのです。ここでは簡単に早起きのコツを3つ記述しておきます。
■起きる時間を決めてその時間に「えぃっ!」と起きる
一発で起きられないのは誰もが同じです。人は25時間周期で生きていますから。朝はデフォルトでつらいものです。目覚まし時計の5分おきに鳴るスヌーズ機能を利用して、「3回目には起きる!」と決めておけばいいのです。とにかく、決めた時間になったら「えぃっ!」と起きるのです。「寝入りばな」が人生最大の楽しみ、朝にその楽しみを味わいたいから二度寝をしてしまう。そのからくりを知っておけば、スヌーズで2回その楽しみをたっぷりと味わって、3回目には断ち切る、ということができます。
■テレビの放映時間と決別する
夜は眠くなったらさっさと寝る。これが決めた時間に起きるのと同じくらいに大切です。体は正直なもの、疲れたら眠るようにできています。眠くなったときに寝るのが自然です。夜にやるのではなく、さっさと寝て、効率のいい朝に一挙にやってしまうのは理にかなっています。そこに、テレビ番組があるからとか、本を読みたいとか、調べ物をしたいとか、勉強をしたいとか、様々な夜更かしの理由は様々出てきます。特に社会的同時性のあるテレビ番組は大きな問題かも知れません。
実際にやってみるとわかりますが、ドラマにせよ何にせよ、その時に見ておかなければいけない番組など、そう沢山はありません。HDDレコーダーでとりあえず録っておくのです。どれだけ不要なものが多いかということも分かります。
■朝にやることを決めておく
朝は新鮮であるものの、いわゆる軽い健忘症になっています。それを人は「リフレッシュした」と言いますね。それを責めることはありません。肯定的に受け入れるといいです。その健忘症から立ち戻るのに、「決めごと」が役に立ちます。いわゆる習慣、と言ってもいいかも知れません。毎朝、ある程度やることを決めておくと、半自動的に手や体を使い、次第に脳が覚醒化してきます。いわゆるリブートした新鮮な脳のスピードが高まってくると、クリエイティブなことがどんどんと湧いてきます。早朝に脳を活性化するのがどれだけ脳にいいことか、様々な本が出ていますが一様に肯定的ですよね。
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以上、3つのコツを挙げました。
早起きは明らかに人生の得です。睡眠時間が短くても充実した時間が過ごせるからです。毎日30分ずつ、効率のいい時間が捻出できれば、それは、1年間で183時間を創出してくれます。それも起きている効率のいい時間での183時間です。習慣化できれば、それが60分、90分と大きくなっていきます。
90分×365日=548時間=22.8日
毎月45時間以上を自分の目的のための何かに費やせるのです。すごいことですよね。
せっかくいただいた命、目いっぱい使ってあげることが、生かしてもらっていることへの恩返しかなと思っています。