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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

アバター2回目行きました(笑):そこから考察するモニター類の理想形

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昨年末に観に行ったアバター、その映画のすごさには圧倒されっぱなしでした。ところがどうしても、あそこで使われていた未来の小物類、特にディスプレイ類を、もう一度じっくりと観察したい衝動が抑えられません。3か月ほど間を空けしまいましたが、また行ってしまいました。

今回も川崎ラゾーナのIMAXに、そして今回はインド人プログラマーのKumarを連れて行きました。Kumarは、いつもハードワークばかり、日本での映画は初めてとのことです。アバターを最高品質のIMAX 3Dで観てもらいたいとの考えもありました。どの回も完売の人気が続いています。もちろん自分たちはチケットをクレジットカード予約してありました。

さて、アバター2回目なのですが、シンプルなストーリーなので、今回は不安なく小物に集中できます。ただ、いつの間にかそのようなことはすっかりと忘れて、ストーリーにまきこまれてしまっていたりした自分がいて、映画終了後に苦笑してしまいました。

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使われていたモニター類なのですが、次のような特徴がありました。

(1) 材質が透明の板や湾曲した板である
(2) 文字や写真などが発光している
(3) 文字や写真などが裏側からも見える
(4) 殆どのものが手で直接操作できる

軽いプラスチックスのような軽さの材質に、表示部分だけが発光するというものを使っています。アバターを最初に観た時、それらが透明な理由がよくわからなかったのですが、2回目にじっくりと観察して考えてみると、透明であることには価値があるとわかりました。

大型のモニターが目の前に立ちはだかっても、透明であれば周りとの断絶感が発生せずにいられます。今でもパソコン用に大型モニターを導入した際には「壁」感がありますよね。下手をするとモニターの存在自体が社内コミュニケーションを阻害するものになると思っています。

さらに、透明であるだけでなく、裏からも表示内容が見えるというのはいいです。その人が何をやっているのか、あるいはディスプレイの近くで情報シェアが反対の人からもできる、そのような効果を生みます。これまた透明性を増します。隠れて副業をすることの阻止にもなりますね。業務時間には堂々と周りに見られてかまわない内容のことをするのです。

タッチインターフェースは、確信的なユーザーインターフェースで話題になった映画、マイノリティーレポートの頃よりも、はるかに洗練されています。より使いやすく実現されていることも特筆ものだと思いました。特に、iPhoneやiPadなど、タッチを基本に設計されたデバイスで、その使用感が容易に想像できる今となってはなおさらです。

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モニター類は次のような場で使われていました。

(a) 湾曲した個人作業用用モニター
(b) 手渡しができるスレート型モニター
(c) 立体画像を表示できるマップモニター
(d) ヘリコプターなどの操縦に使われるモニター
(e) 各種装置をコントロールするための平面モニター

それぞれの項目について考察をしたいと思います。

(a) 湾曲した個人作業用用モニター
マルチディスプレイは、自分の目の前と左右とで、3面位のモニターでぐるりと取り囲まれるのが一つの理想形だと思います。それをこの映画では、透明ながらも、湾曲した形状が180度ほぼ自分の視野をすべて囲む形で使われていました。仕事に集中できそうです。

(b) 手渡しができるスレート型モニター
iPadの使われ方が想像できますね。地点Aで作業していたものを、スレート型モニターに内容を集約して、人がそのまま持ち出しして、地点Bまでの移動中に使う、あるいは人に手渡しするという使い方がされていました。

(c) 立体画像を表示できるマップモニター
空中に地図を表現してそれを皆でシェアするというもの。よく博物館とかに、周りの地形図がガラス箱に入っていて、ボタンを押すとその部分が光るというもの、あれをデジタル化したものですね。デジタルなので、拡大縮小、移動が自由自在。そしてディスプレイとおなじ材質のものが使われているのでしょうか。空中で立体的にそれが発光しています。

(d) ヘリコプターなどの操縦に使われるモニター
操縦系のモニターもタッチインターフェース化されていました。カーナビに一部タッチ型がありますが、あれが大型化して、使いやすいマルチ情報端末になっていました。

(e)各種装置をコントロールするための平面モニター
装置のコントローラーは平面モニターでした。さらにこれらは透明のものではなく、枠にはまった現在のものに近かったです。ヘビーデューティーに耐えられるためにそうなっているのでしょうか、いかにもしっかり感があったのはいいです。

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映画が終わったあとのKumarさん、一言「amazing」と圧倒されていました。そして「無理矢理でも連れてきてくれて本当にありがとう」と大感激していました。大成功大成功!

★それにしてもディテールに至ってよく考察されている映画です。ところが1点、どうしてもなぜナヴィ族の人たちの手が2本なのかが理解できずにいました。進化論からすれば、彼らはパンドラにおける宇宙人だったのかも知れませんね。これは2回目でも解決せず。。

★宇宙人による侵略の、宇宙人側の気持ちがよくわかる映画です。物事には必ず多面性があります。それぞれの立場について主観的に考えてみるという訓練に、2回観てもいい映画でした。

※20100314 22:47 誤字修正

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