子供の携帯料金プランはすぐにメール使い放題にするといいです
中学生であれば携帯電話を持っているのがほぼ当たり前であり、その主な使い道は、家族間の電話やメールのやり取りだったりします。我が家では中2娘の携帯でのウェブアクセスは原則禁止にしています。ウェブアクセスはWi-Fi経由で自宅のリビングにあるパソコンかiPhoneでさせています。外出っ先で無理にウェブアクセスする必要はなく、YouTubeに音楽を上げたり、人のを見たり、調べ物をしたりするのにはこれで事足りています。
携帯メールのやり取りは、今や友達との連絡に不可欠なのでOKとしていたのですが、そこに写真や動画をつけたり、デコレーションされたものもやり取りされ、ダブル定額で対応していたので、それなりに5000円近い料金にまで上がっていました。ダブル定額で上限がキャップされているとはいえ、携帯で子供が5000円近い料金を使ってしまうのは心中穏やかではありません、不服でした。
そこに昨年末、auが「ガンガンメール」で先鞭をつけ、ソフトバンクもdocomoもすぐに追従、1000円台でメールが使い放題になったわけですが、これが我が家に平和をもたらしました。1月にきた12月のdocomo明細書を見て、料金が基本料金内にきっちりとおさまっていることが確認できて、安心したので報告します。娘はメールを、携帯やパソコンからの画像転送を含め、かなり派手に使っていました。一抹の不安はありましたが大丈夫でした。
新ルールも制定できました。必要だと思ったウェブアクセスはしてもかまわないが、超過分は自分の小遣いや預金から支払うこと、と。様子を見ていると、どうしてもダウンロードしたい着メロがたまにある程度で、携帯でのウェブアクセスは、原則避けることができそうです。SNS系のゲームなどで無駄に時間を過ごしてもいけないので、これはいいルールだと思います。
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さて、この定額制のもたらした幸福感ですが、不況やデフレのなせる技か、ここのところ固定料金制があちらこちらで増えていると思いませんか。
飲み放題を提供するお店も増えている感じがします。従来はいっぱい飲むごとにいくらと加算されていって、精算時にその累計料金を聞くときドキドキしていました。いわばリスクテークな感覚というのは決して愉快なものではないです。その金額を気にせずにぞんざいに構えているというところに「昭和の男」らしさなんてものがあったのでしょうが、どうも自分は小心者なのかそのような楽しみは感じません。
1983年に開業した東京ディズニーランドも当初は、入園料金、乗り物がそれぞれいくら、そして、高級品という位置づけで乗り放題のパスポートというものがありました。乗り物券は、上手に乗れば確かに安く上がるのですが、数年ですっかりパスポートに淘汰されてしまいました。従来は「元をとる」なんていう概念で走り回っていたひとたちもいますね。スキーのリフト券もそうです。リフト利用が1回いくら、11枚つづりで10回分の値段、などという売り方をしていました。今ではすっかり、1日券が定着してしまっています。
そう、お金を支払うことの価値単位が変わってきています。その体験を丸ごとするのにいくら。その体験を何時間するのにいくら。こういったことに価値を見出し、その対価を支払うという概念がかなり浸透してきているからなのでしょう。携帯電話などの通信費用もより一層固定料金へと移行していくでしょう。
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ところで、昨晩行った二俣川の焼肉屋さん「風風亭(ふうふうてい)」、ここもすっかり、焼き肉定額メニューが定着していました。サラダもシャーベットもほしいだけおかわりができるので、私用のアルコール飲み放題と相まって、うちの家族には好評です。焼き肉を食べる量や飲んだ量で加算されるのではなくて、その場に2時間いて食事を楽しむ入場券のようなもの、そういう捉え方をしています。お気に入りだったのですが、昨晩行ったら、昨日で閉店、2月7日からは小倉優子の焼肉屋さんになるそうです。男性店員も「こちらがカルビこりんになります♪」って言ってくれるのだとか。。?
■参考記事
・「NTTドコモもメール使い放題の新料金プラン--au、ソフトバンクモバイルに対抗」
http://japan.cnet.com/mobile/story/0,3800078151,20402411,00.htm
・焼肉小倉優子 サイト http://www.yakiniku-ogurayuko.com/