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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

中学生ネット実験:YouTubeに弾き語り動画をアップして世界中から反応を得る

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★娘がYouTubeに弾き語りをアップしはじめたのがゴールデンウィークの頃です。その後、夏休みには母娘で中部地方のYouTube友達を訪ねて合同演奏をし、それもYouTubeにあげていました。半年で20本ほど上げてある動画も、中には再生6万回を超えた人気コンテンツも出てきています。なんとも不思議な展開をしています。

【朝メール】20090708より__

==ほぼ毎朝エッセー===

□□YouTubeコミュニティー

動画を投稿できるYouTubeがテレビ番組などの著作権侵害の温床になっているという問題を起こしている一方、YouTubeの本来の使い方というのか、"Broadcast Yourself"のコンセプトに合致したことを娘が始めました。今朝はそれについて。

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娘は小学校6年生のときから突然ギターを始めました。基本的なコード演奏方法を教えたところ、妙にはまります。さらには、YUI(ゆい)という、ギターがうまく作詞作曲をする20歳そこそこのアーティストの影響を受けて、かなりギターで歌うことにのめり込んでいったのです。もともと彼女の持ている手先の器用さもあるのでしょうが、夢中になる子供の、情熱と練習とはすごいものです。日々上達し、しばらくすると自分のギター演奏をはるかに超されてしまいました。(私はベーシストなので…。)

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楽器演奏などは、ある程度上達すると今度は人に見てもらうことを励みにしたくなるものです。YouTubeでは、そのような、人に見てもらいたいという人たちが多数、自分の演奏などをBroadcastしています。娘もギター演奏の参考に他の人たちが演奏している動画を良く観ていたのですが、次第に自分も演奏を投稿したいと思うようになったようです。

そこで、ゴールデンウィーク中にYouTubeへの動画投稿のしかたを調べ、デジカメで録画した演奏をアップしました。もちろん、動画は、ギターをアップにして、顔などは出さずに映しています。投稿する動画はYUIの曲を、娘が自分なりに弾き語りしたものです。それなりに練習しては投稿をする活動が始まりました。

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娘はいつの間にか自分の専用ページを作成し、そこに様々な人々が訪れてコメントやら評価を残していくようになりました。専用ページをYouTubeでは「チャンネル」というのですが、そこが気に入った人は「チャンネル登録」をします。そして、新しい動画がアップされるたびに連絡がいくというような仕組みも実装されています。自動的にファンが醸成されていく感じですね。

当然のことながら、インターネットの世界、当初は心無い人が最低点をつけたりして評価ががくっと下がり、悲しんでいたりもしていたのですが、アクセスが増えるにつれ次第に安定してきて、それなりの高評価になっています。驚いたことに、国内だけではなく海外からのコメントも多く、一番最初のコメントはフランス人からでした。YUIが海外にも意外と人気あるということもわかります。

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人に聞いてもらうためには、しっかりと演奏をしなければならないという適度なプレッシャーもいいようです。自分の出した音楽を聴いて、修正して、それなりに上達スピードがアップしています。

チャンネルを持った人同士で、お互いの演奏にコメントをしあうというような使い方もされています。同じような年齢の中部地方に住む女の子と夏休みに会う話も進んでいるようです。お互いに声が録画されている演奏を聴いているので、人間性がそれなりにわかるという安心感もあるのでしょう。

何事もやってみなければわからないとはこのことだと思いました。「娘に引かれてYouTube詣で」です。娘のチャンネル宛てに新しいコメントがくると、それが娘のだけでなく自分のiPhoneでも閲覧できるようにしています。様々に来るコメントは興味深いです。励ますような肯定的なものが多いです。

このような広がり方をするとは予想外でした。インターネットのもたらす効果は、音楽家たちの育ち方にも大きく影響を与えるようです。以上、中学生にやってもらっているネット実験でした。また後日報告ができるといいと思っています。

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★英語・米語うんちく:Tubeには米語で「ブラウン管」の意味があるからYouTubeっていうネーミングだって知っていました?つまりYouTubeの意味することは「自分もブラウン管に映ろう」ということですね。

ブラウン管というのは、ガラス管の中を電子が飛ぶ仕組み※で映像を見せています。ガラス管がチューブのようなので、米語ではテレビが愛称でTubeと呼ばれています。ちなみに、英語(イギリス)では、地下鉄を指しますね。チューブのような地下道を通るのでが地下鉄がTubeです。

※陰極で金属を熱することで電子を浮遊させ、そこに磁場をかけることで電子を連続的に一方向に飛ばします。電子の飛ぶ方向は、そこの磁場の強弱で調整します。映像を出すスクリーン面には蛍光塗料と黒い塗料が縞々に塗ってあり、塗料に電子が当たれば発光し、塗ってない部分に当たれば黒になる、そういう原理で画像を映しています。カラーテレビになると、スクリーンと電子銃とが3原色対応へと、格段に緻密になっていきます。ただ基本原理は、このTube、つまりガラス管を通ることから、米語でテレビはずっとTubeと呼ばれ続けていました。

言葉って変わります。フラットテレビの普及とともに、この「ブラウン管」という言葉、つまりTubeも、近く「レコード」と同じように消えていくのだと思います。薄型テレビは、Flat-screen TVや、Thin-screen TVと呼ばれています。そのうちYouTubeがYouFlatとかに名前が変わっていくこともあるのでしょうか。

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