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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

中2バンドのコーチ役

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シルバーウィークには女子中学生バンドのコーチ役をしました。

★【朝メール】20090924より__

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おはようございます。

秋分の日を越えてこれからは暗い時間の支配下になります。
連休後、久々の始発に向かう道中、星が空を飾るようなり、
夜明けの遅さが実感されます。

==ほぼ毎朝エッセー===

□□バンドのコーチ役

「土日は子どもの野球を見ています」とか「サッカーコーチしています」と聞くことがあります。確かに土日に一緒に子どもと汗を流すことはとてもいいことだと、うらやましく思ったりもしていました。そしてついに、自分にもその機会が巡ってくることになりました。

ギターにはまっている中2の娘は、学校の仲間とバンドを組み、10月の学校文化祭に出演したいと練習に励んでいました。9月の中旬には、学校の先生方と生徒会によるオーディションと称した選考会があります。娘が中心になりバンドをとりまとめてきたのですが、かわいそうなことにメンバーの殆どは初心者で、オーディションでは緊張のためにガタガタの演奏になってしまったようなのです。

再度オーディションの機会が与えられ、その練習が必要だとのことで、急遽「バンドのコーチ」という役目をおおせつかることになりました。通常、バンドでは個人練習をした人たちが集まり、その後にバンマス(バンドマスター)と言われるリーダー格の人が、ああだこうだと、それぞれのパートに注文や提案をしながら音をまとめていくのですが、娘たちの場合、あまりにも経験が浅く、途方にくれていたようです。聞くと練習も、一通り曲を流すだけというものに終始していたようでした。

いざ頼まれてみると、そもそも、反抗期年齢ど真ん中の難しい年頃の娘たち、それが6人も集まったところに何を指導しにいけばいいかを悩んでしまいます。自分がバンドに入って一緒に練習しながら音を作るということは何十年とやってきましたが、自分が演奏しない、バンドのコーチ役というのは初めてです。英語を子どもに教えるのが難しいのと同じで、バンドを始めたばかりの人たちに技術をどのように伝授すればいいのかは未知の分野です。でも、やるからにはちゃんと指導してあげたいです。

そこで、まずは自分が音楽を楽譜にあわせて聞き込むところから始めます。普段は何気なく聞き流している曲でも、しっかりと聞くと、あちらこちらにキメが入っていることに気がつきます。キメは多くの場合、シンコペーションという、半拍早くコードを弾く方法で作っていくのですが、バンドの呼吸が合っているという証拠にもなるため、そのキメの場所を明確化して、そこをきっちりと演奏できるようにしなければなりません。一通り要点をメモして準備完了です。

さて、貸しスタジオに出向きます。スタジオの入り口に待ち構えていました。6人の女子中学生です。それぞれが自分の楽器を持ち、近くまで行くと「よろしくお願いしま〜す」と挨拶され、ちょっと先生にでもなったような気持ちがします。人見知りの自分としては妙な緊張感を覚えるたりします。スタジオに入り、楽器の接続が終わり、いざ、スタートです。

「まずは一曲、演奏してみてくれる?」

そして始まります。YUIという歌手のagainという曲です。アニメ「鋼の錬金術師」の主題歌にもなっていて、中学生には人気の曲のようです。演奏を観察していると、基本ができていない部分が見えます。そこで、演奏が終わったところで、基本の部分を教えます。素直な中学生たち、アドバイスを的確に吸収しながら上達していきます。そして、シンコペーションの場所も、パートパートに分けて、確認するように練習していきます。2時間の練習で3曲仕上げました。バンドの一体感は出てきたと思います。

同日、そのままスタジオから、今度は学校の機材で練習したいとのことで、休日の学校に出向きます。普段は授業参観もあまり行かないのですが、そこで先生たちに会い、ご挨拶します。運よく、本番と同じ体育館で練習できるとのことなので、ドラムやキーボードなどの機材を、視聴覚室から学校を横断する形で体育館まで運びます。そして、マイクのセッティングやらなにやら、先生たちのように動き回りながら準備完了です。先生もいろいろなことをする大変な仕事ですね。

大きなホールでは音のバランスを取るのが難しく、通常はリハーサルとして、音のバランスを取った後に本番ということになるのですが、今回は練習です。そのまま、演奏を何度かしながらバランスを取っていきます。さすがにスタジオで練習した直後です。自分たちの音がよく聞こえないという悪い環境の中ででも、それなりに息の合った演奏ができています。オーディエンスは練習を見にきている親たちですが、それも適度な緊張克服の練習になっていることでしょう。

翌日にドラムの子と娘との苦手克服トレーニング、そして、さらにはボーカルのカラオケでの合わせなど、この連休はバンド三昧という形になってしまいました。今日がオーディション、そして本番は10月9日だといいます。はてさて、不慣れでさらに教えることが苦手なバンドコーチ、お役に立てているのだろうか。

こっちが緊張してどうする!?

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★その後、3バンドにたいして実施されたオーディション、通過した2組に入れたとのことです!

Comment(1)

コメント

佐々木 秀之

こんにちは。いつも 「朝メ」 ありがとうございます。ほぼ毎朝エッセは、特に楽しく読ませて頂いております。

 お嬢さんのバンド発表がうまく行くといいですね。

 僕は今、中学のPTAの仕事をしております。息子の部活(陸上競技)の大会応援やグランドでの練習などによく顔を出しておりましたが、そのことをきっかけとして、この “ボランティア活動” が始まりまし
た。

 中学校区の小学校や地域の町内会、PTAのOBなどとの交流があり、いろいろな面で良い経験 (ある意味人生勉強?!) をさせてもらっています。最近は、子供たちの 
“良き見本となる大人の姿” を意識するようにしているため、外出時の『赤信号』は、しっかりと守るようになりました(笑)。 また、最初はヒヤヒヤものだった保護者(お母さん方)の前での “挨拶” もだんだんと慣れてきマシタ。PTAの仕事の99%は女性が行っているからです。はじめは本当に緊張しましたヨ・・・

 ところで、先日のエッセーの内容(子供たちの夢や創造について)ですが、去年のPTAの大会で、同じくPTA活動をされている植松電機の社長が、ご自身の経験をもとに素晴らしい講演を行ってくれました。彼は現在、北海道の赤平市を拠点に 『宇宙開発』 を行っている技術者です。中学生の時に、「宇宙での仕事がしたい」 と先生に話したところ、「こんな、田舎に生まれたことじたい無理だ!」 とあっさり言われたそうです。史郎さんの考え 〔9/25:創造性の高い仕事はリスキーなのか〕 と共通する部分があると感じました。植松さん自身は、『夢は必ず実現できる』 という強い信念をもとに、このことを 「いま、小中学生に直接話したい」 とおっしゃっていて講演活動も行っています。

 その講演のDVDが手に入りましたので、後日郵送したいと思います。お時間のあるときに、ご家族の皆さんとご覧になって下さい。

 
 事業の益々のご発展と、ご家族の皆様のお幸せをお祈り致します。
             
                              
                                     佐 々木  秀 之

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