中央大学ほかで開催、展示会のご案内「化学物質過敏症・香害・SDGs」~日用品公害・香害(n)~
化学物質過敏症の発症者が、自らキャラクターをデザインし、立体物と動画の制作から始めた、「過敏症・香害を正しく知る委員会(ひとりと一匹のステッカー大作戦)」。
家族の協力も得て、2023年5月1日(月)~5月31日(水)、「(化学物質)過敏症・香害・SDGs―現状と未来を見据えた参加型パネル展示―」を、堺市総合福祉会館(堺市堺区南瓦町2-1 堺市総合福祉会館1Fロビー)にて開催しました。
これについては、本ブログでも紹介しました。未読の方は、ぜひご一読を。
その熱意と、キャラクターを生かした企画力、具体的でわかりやすい展示物、「イノセントポリューション」=「悪意なき汚染」というダイレクトに響くコピーが、来場者の心を動かしました。
この活動は、朝日新聞社 机美鈴記者の取材により、記事となっています。朝日新聞デジタル「『香りに青春も職も奪われた 知らぬ間に加害者になる『悪意なき汚染』」(5月15日)。翌日朝刊にも掲載され、大きな反響を呼びました。
また、主催者の家族によるコラムが、 Web評論誌「コーラ」49号(2023年4月15日)に掲載されています。事実を淡々と綴ったそのテキストは、化学物質過敏症者が直面する困難を映し出しています。
化学物質過敏症・香害に対する社会的認知の合意形成に資する活動の端緒として「過敏症・香害を正しく知る委員会」(ひとりと一匹のステッカー大作戦)
8月12日(土)には、堺市内小学校夏祭りに出展。青少年指導員会主催で、学校関係者に訴えました。
さらに、活動の輪は拡がり、企画展として、各地から声がかかっています。巡回展が視野に入るのもそう遠い先ではないでしょう。
9月4日(月)~6日(水)には、「イオン日根野 であいの広場」にて、パネル展「ひとりで悩まず相談を」が開催されました。展示の目玉として、パネルは、最も目立つ場所に展示されたそうです。
京都市で、企画展「化学物質過敏症・香害・SDGs」
引き続き、9月11日(月)〜10月5日(木)まで、「京都市下京いきいき市民活動センター」にて、企画展「化学物質過敏症・香害・SDGs」が開催されます。
中央大学で、パネル展「化学物質過敏症・香害・SDGs」
9月21日(木)~10月31日(火)には、中央大学多摩キャンパスにて、パネル展「化学物質過敏症・香害・SDGs」が開催されます。
未発症者でも、香害に困っていない方でも、現在の状況が改善されないならば、身に降りかかるのは時間の問題です。スケジュールの都合のつく方は足を運び、身近に発症者がいれば力となり、フレグランスフリーのライフスタイルへ切り替えていきませんか。
これに先立ち、中央大学文学部 榎本泰子教授による評論「『香害』は中国人観光客を遠ざける?――今、守るべき日本の空気と水」中国・アジア問題専門誌『東亜』2022年12月号(霞山会)が公開されています
この10数年で柔軟剤や合成洗剤などによって汚染された、日本の空気と水。「洗肺」目的のインバウンドへの危機感に始まり、移香による商品力やサービス力の低下まで、香害の引き起こす問題が網羅されています。
香害について声をお寄せください!
香害にお困りの方は、手紙を書いてみませんか。
手書きでも、パソコンで入力して印刷したものでも、かまいません。9月30日までに寄せられた手紙は、「中央大学 京都いきいき市民活動センター」に展示されます。送り先および、企画展についての最新情報は、下記を参照してください。
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