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展示会のご案内「化学物質過敏症・香害・SDGs ー現状と未来を見据えた参加型パネル展示ー」~日用品公害・香害(n)~

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日用品公害(香害含む)は、全国民の「生存」を揺るがす問題です。
「生活」を揺るがす、ではありません。「生存」を揺るがす、です。
「一部の化学物質過敏症を発症した人」の問題、ではありません。「全国民」の問題です。

それがいかに危険か。どうすれば危機を回避できるのか。
堺市で、今月末まで、展示会が開催されています。
生活環境中にあふれる化学物質のリスクを知ることができます。

化学物質過敏症・香害・SDGs ー現状と未来を見据えた参加型パネル展示ー

2023年5月1日(月)~5月31日(水)朝9時から夜9時。土日あり。祝日閉館。
堺市総合福祉会館1Fロビー(大阪府堺市堺区南瓦町2-1)
主催:過敏症・香害を正しく知る委員会

「いま」健康被害が生じていない方へ。主催者からのメッセージです。
「今柔軟剤などをご使用中で何ともなくても、化学物質に日常的にさらされていると、発症リスクは高まります。新築、リフォーム、お引っ越し。職場で、学校で、お隣さんから。引き金はおもわぬところに。普段から吸い込む量を意識した生活を心がけて。」

化学物質過敏症またはその予備軍の方へ。主催者からのメッセージです。
「社協が閉まる夕方5時以降が人がいなくなるので空気はましです。9時まであいてます。体調悪くなりませんように。」

日用品公害由来の「化学物質過敏症者」というのは、たまたま通りかかった場所で化学爆発に巻き込まれた通行人のようなもので、もらい事故の被害者です。
病人や身体の弱い人が事故にあうことはあります。しかし、病人だから事故にあうわけではありません。健康診断で何の問題もない人や、都心で残業している人も、多数巻き込まれています。

主催者側で用意した具体的でわかりやすい展示物以外に、全国から寄せられた手紙が展示されています。
化学物質過敏症を発症してしまった方々やその支援者、全国の「生体リスク・環境リスクに気付いたひとたち」からのもので、現在も増えつつあります。
本ブログに連載中の「6弦のカナリア」ギタリスト・大関慶治氏も手紙を寄せています。

主催者は、化学物質過敏症者です。
手紙ひとつ読むにも、便箋に付着した有害物質を吸引しないように、屋外で、マスクを付けての作業。100通を超える手紙を読み、パウチして貼り付ける。つらい空気で暮らす中、頑張っておられます。
そこまでして、なぜ発信しているのか。辛い目にあうひとを増やしたくないからです。その思いを受け取っていただけませんか。

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安全な、空気、水、食糧、学ぶ場所、働く場所、治療する場所、それらが、急速に失われつつあります。 徴候は15年ほど前から。顕著になったのは、2018年からです。

「水道水から香料臭」というツイートを、しばしば目にします。「海産物から香料臭」というツイートも増えています。
下水処理場では、マイクロカプセルに守られた香料を、処理しきれません。環境中に流出して循環するのですから当然です。

園内や校内の空気事情の悪化により、登園・登校を断念する児童や学生が、じわりと増え始めています。保護者たちは、学校側と交渉しています。しかし、その間にも、日々、問題の化学物質が教室内に蓄積していきます。

職場に通えない人が増えています。労働力が、さらに逼迫します。

食品の包装には、ほぼすべてに、日用品由来の化学物質が付着しているといってもいいほど。生産段階で食材に付着するケースもあります。
嗅覚は百人百様で、柔軟剤香料は感知できても、抗菌系洗剤臭は感知できないタイプのひとが多いようです。
そのため化学物質の付着に気付いていないケースが少なくありません。感知できる者からすれば、非常に恐ろしいことです。いわば、ガス漏れに気付かないのと同じですから。

いま、ライフスタイルを方向転換し、それに合う社会システムに修正できるかどうかで、この国の、生活基盤・社会基盤を、今後維持していけるかどうかが決まるでしょう。
水俣病を水俣の海域から日本全国の広域に拡げたような公害が、水面下で進行していて、それが表面化しつつあるのが、現在の状況です。
このままでは、生活も仕事も、立ち行かなくなります。 この重大性に気付いていないひとが、あまりにも多い。

もし、堺市エリアに、知人友人、とくに行政関係のお知り合いがいらっしゃいましたら、このイベントの開催要項をお伝えいただき、足を運ぶよう勧めていただければさいわいです。

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