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ヴィジュアル、サウンド、テキスト、コードの間を彷徨いながら、感じたこと考えたことを綴ります。

マルチタッチ処理。形にしないサンプル小ネタ(1)。

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WPFやSilverlightが登場し始めたころ、記事や書籍用のサンプルとして考えた小ネタで、形になっているものは一握りだ。
Windows Phoneが出たら、Windows ストアアプリの受付が始まったら...などと思っている間に歳月は流れ。
Windows Phoneにいたっては、実機が国内発売されたらすぐに作ろう、などと意気込んでいたものの、既にバージョンアップと相成っているし。
そこで、ブログネタにしてしまう次第。

プログラミングの練習用テーマや、アプリ開発のヒントになるかも(?)。
※機能を追加変更してアプリとして開発する場合、類似の先行アプリの有無やネーミングの商標権などについては、お手数ですが自分で調べてください。公開結果や運用結果について私(およびPROJECT KySS)は何ら責任を負いません。記事の役割はあくまで、読者に対して、参考となる技術情報を提供することにあるので。開発に際して私に連絡する必要はありません。開発上の問題点についてサポートはしていません。

たとえば、非常に簡単な WPF サンプルをひとつ。
以前 Think IT に書いた連載「RIAにおける、外部入力データの処理」のために作ったサンプルで、タッチした2点間の距離に応じて、あらかじめ用意しておいたメッセージを表示する処理。

http://thinkit.co.jp/story/2010/10/29/1830?page=0,2

アプリの形にするには、たとえば次のような一ひねりが必要になると思う。

(1) 診断基準を追加する。
・アプリ起動からタッチまでの時間を測定し、時間が短いほど、相性がよいなどの判断をさせる。
・モーションセンサーの値を使って、タッチしたときの状態が似ているほど、相性がよいなどの判断をさせる。
など。

(2) 診断基準に、タッチする人が制御できない基準をひとつ取り入れる。
・乱数を発生させて、診断結果をはじき出す式の係数として使う。

(3) 診断結果となるデータを見直す。
・選択肢は100個以上必要では。

(4) 診断結果を楽しく表示する。
。静止画像ではなく、アニメーションで表示する。

(5) アプリ自体を、ユーザーがカスタマイズできるようにする。
・診断結果の候補とするテキストを、ユーザーが入力して、XML形式の設定ファイルとして保存して利用できるようにする。(別件のWindows Phone用サンプルでの、設定ファイルの使用例
・画面の色やアイコンをユーザーが選んでカスタマイズできるようにする。

などなど。
IS12Tは防水なので、愛犬、愛猫とでもいいけど、ペットの水生生物でも診断結果出たりして。記事を書いていたのが、梅雨~初夏だったので、画面に蚊がとまってマウスカーソルが動くので困っていた。

このサンプルを書いたとき、私が考えていたのは、ゲームではない。
適切な距離感、自他境界の重要性を伝えるものができないかなとか思っていた。あと、婦人警官が利用できそうとか。飛躍しすぎだってば。

個人的には、私は日本の田舎の年寄りにつき、ハグや握手や満員電車が日常生活の中になくて、1メートル離れてお辞儀という距離感で生きてるから、画面ペタペタに慣れるのにはまだ時間がかかりそうだったり。
窓族の開発者としては、そうもいってられないけど。

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