オルタナティブ・ブログ > 大人の成長研究所 >

ライフワークとしての学びを考えます。

女性の心をとろけさせる「モテ声」 簡単ボイストレーニング・シリーズ

»

最近「モテ声」が流行っているそうですね。
 
とくに政治学者の、姜 尚中(カン サンジュン)さんは「甘くとろけるような声」で人気なんだそうです。他には俳優の福山雅治さんなどもそうらしいですね。
 
姜 尚中さんの声を確認してみたところ、気合をいれなくとも穏やかに響いており、声帯や頭の骨格がもともと素晴らしいようです。もしかしたらボイストレーニングをなさったかもしれませんが、そういうことを感じさせないナチュラル・ボイスで感心しました。
 
2011年9月3日日経プラス1の「とことん試します」の記事で「モテ声」を得るためのトレーニングについて書かれていました。
 
1、紙飛行機を投げる動きに合わせ「ウォーイ」と大きく声を出す(10回)
2、お腹に手を当て「はっ、はっ、はー」とお腹から声を出す(10回)
3、「あいうえお」と歯が見えるほど口を開けて発声
4、口の中で歯の外側をなめるように舌をぐるぐる回す
  
と以上4つのトレーニングが紹介されていました。
 
1と2は良い声の響きを得るために腹式呼吸を意識したトレーニング。3と4は滑舌をよくするために、舌や口を動かす筋肉を鍛えるものですね。とても理にかなっているし、日常簡単にできると思います。
 
私から補足しますと・・・
 
1、腹式呼吸で横隔膜を使う発声です。出来るだけ気分よく声を出すことが肝心。人工的に笑顔を作りながらやるとさらに良いですね。ただし、音量が出てしまうので、個人の家では難しいかもしれませんね。人がいないところ、例えば早朝の公園などで行うといいでしょう。
 
2、以前のブログでもご紹介した「ドギーブレス」が役立ちます。舌を出しながら「ハッハッハッ・・・」と夏暑いとき犬が呼吸しているように行います。そのとき動いているところが「横隔膜」という場所。腹式呼吸で必ず使うところです。
 
3、「あいうえお」はなるべく口の中をタテに開けることを心がけましょう。そうすることで口腔内の空間が広くなり、より響きが上質になっていきます。タテの響きが美しいのは基本的に外国語でも日本語でも同じです。
 
4、 「舌筋のトレーニング」です。下歯茎と上歯茎の往復を舌先に力をいれながらみっちり3往復行うとさらに効果アップです。
 

【舌筋トレーニング】
 
1、口を閉じます。トレーニングの最後まで口は閉じています
2、舌を下唇と下歯茎の間にさし込みます
3、舌の先に力を入れて、右端から左端にゆっくり移動します
もしメトロノームがあれば目盛60で5拍かけて移動します
4、左端までいったら、そのまま力をゆるめずに右端に戻ります
5、以上を3往復みっちり行います
6、3往復終わったら、今度はそのまま上唇と上歯茎の間に移動
7、同じように3往復行います

詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
 
しかし「モテ声」は技術だけではありません。声を出す声帯は体に内蔵されている楽器。心の中がそのままダイレクトに音として表れます。いつも気分よく明るい気持ちでいるようにすればおのずと「モテ声」になっていくでしょう。

★関連記事★

2010/05/14 「舌筋を鍛える簡単なトレーニング方法 これで滑舌が良くなり歌にもプレゼンにも効果があります」

2011/02/21 「良い声はビジネスを成功に導く」 腹式呼吸で良い声を出すための5分でできるトレーニング方法

2011/03/14 「お腹フリフリ発声法」

2011/07/30 「犬のマネをしながらだれでもできる腹式呼吸」

2010/06/28 「モテる人気者 3つの条件」
 
2010/01/24 「日本人は顎、ラテン系は舌」

Comment(0)