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心理的安全性の高い組織文化をつくりあげるには、トップの弱みを活かす

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もう何年も前になります。現在の仕事を始める前、ある企業に関わらせていただいたことがありました。
トップが出席する会議では良い情報しか出てきません。悪い情報を出すとトップの機嫌が悪くなり、人事評価も悪くなるからです。会議前のプロジェクトリーダーは、「絶対に完璧な提案以外はしちゃいけないから大変だ」といつも神経質になっていました。トップの「悪い情報は聞きたくない」という無言のメッセージが組織に浸透して、「心理的安全性」が低下し、仕事のミスは一切報告されませんでした。

「心理的安全性」とは、組織行動学者のエイミー・C・エドモンドソンが提唱している考え方で、「皆が気兼ねなく何でも言えて、自分らしくいられる」と感じる雰囲気のことです。逆に心理的安全性の高い組織では、マイナス情報が経営層に速く伝わり不正隠しは起こりにくくなるのです。

「心理的安全性」の高い組織への変革にはトップの発信力がカギになります。そのとき、あるべきリーダーシップスタイルに縛られず、自分らしさを大事にすること。じつはツッコミどころを残すこともアリなのです。

「宣伝会議デジタルマガジン」にて執筆記事を掲載いただきました。

目指す「組織文化」を浸透させるには?
『心理的安全性の高い組織文化 トップの弱みを活かしてつくれ』
もしご興味ございましたらご覧下さい。

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