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犬のマネをしながらだれでもできる腹式呼吸

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27日にあった朝カフェ次世代研究会のセミナーで、講師の辻口寛一さんより「良い声を発声するためと、息を使って話をするためには、腹式呼吸が必要だ」というお話がありました。
 
そのとき、腹式呼吸ができるかどうか確かめるために、全員で深呼吸したときのことです。
私は一番後方の席に座っていたので全体が見渡せたのですが、約35人の参加者中80%の肩が上下していました。
胸式呼吸は、お腹が使えていませんので、胸だけで呼吸してしまい肩が上下します。
腹式呼吸はお腹で行うため肩は動きません。
仕事柄こういうのはどうしても本能的にチェックしてしまうのですね・・・。
 
私は、「特に女性は腹式ではなく胸式呼吸になってしまう」ということは聞いていたのですが、会場の大半は男性の方々。男性でも胸式になっていたのです。
 
辻口さんは「胸式呼吸はアドレナリンが多く出てしまうので、相手に対して不自然な感じを与えてしまう。」とおっしゃっていました。せっかくリラックスして話しているところで胸式呼吸をすると、場の空気が緊張してしまい逆効果だということですね。
腹式呼吸をしながら話すと、自分も相手もリラックスしてくるそうです。
 
「それでは腹式呼吸をしてみましょう」と言われましたが、普段行っていないためか皆さんぎごちない様子です。本来、眠っているときは腹式なのですが、なぜか目が覚めていると出来なくなってしまうんですね。
 
では腹式呼吸ってどうすればできるのでしょうか?
 
腹式呼吸のために、横隔膜を使うとより効果的に腹式呼吸を行うことが出来ます。
横隔膜とは、肺と内臓の間にある膜のことで、これが上下することで腹式呼吸を行います。
横隔膜がどこにあるかは、こちらをご覧下さい→リンク

息を吸うと横隔膜が下がり、内臓が押しだされるのでお腹がふくらみます。
逆に、息を吐くと横隔膜は上がり、内臓は元の位置に戻るのでお腹がへこむのです。
 
「でも、横隔膜ってどうやって使ったらいいかわからないよ~!」という方、多いと思います。
 
実は、だれでも簡単に横隔膜が使えるようになる方法があるんですよ。
 
それは、「犬の呼吸」です。
通称「ドギーブレス」
 
口を「ア~」というように楽に開けて、舌の力を抜いてください(本当に犬みたい!)。犬は、夏暑いときに「ハッハッハッハッ・・・・」と舌を出しながら呼吸していますね?それを真似て呼吸してみましょう。
 
コツは「吸う息と吐く息が同じであること」です。
どちらかが弱くならないように気をつけてやってみてください。
 
ドギーブレスをすると、お腹のどこが動いていますか?
さわって確認してみてくださいね。
動いているところが横隔膜ですよ。
 
ドギーブレスで横隔膜を動かす感覚がつかめたら、今度は横隔膜を意識しながらゆっくりと深呼吸してみましょう。
 
腹式呼吸は、インナーマッスルであって、腹筋がバリバリかどうかはほとんど関係ないと私は思います。だから筋トレなんかしなくても、コツさえつかめば誰でもすぐ出来るんですよ。
第一、寝てるときに出来ているんだから大丈夫!
 
ぜひ試してみてくださいね!

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