躾(しつけ)の難しさ
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躾と書いて「しつけ」と読みます。
身を美しくする、という辺と作りから出来ている漢字だとわかります。
読んで字の如く、人間の身を美しくする、つまり清くする、とでも言えましょうか。
「美しく」するとは、見た目の所作もそうですが、内面も含めてのことだと考えます。
一番身近な躾の現場は、家庭内の子供の教育についてでしょうか。
よく言われていることですが、子供に対しては毅然とした態度で叱る、という鉄則があります。
叱っている本人がにやにやへらへらしていたり、叱った5分後にはにこにこ笑っている、では本人にとって学びとならない、ということなのでしょう。
さらに言えば、一貫性も大事だと言われています。
テレビばかり見ていてはいけない、と子供を叱っておきながら、親がバラエティーの番組ばかり観ていてゲラゲラ笑っている姿を見せている、といった場面が問題視されているようです。
子供は親が思っている以上に、こちらのことをよく見て観察している、感受性が豊かである、ということを考えると、躾ける側の親もよっぽど覚悟を持って彼らと接していかないといけない、ということが当然のように思われてくるのです。
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