シャープの技術流出について
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またしても契約直前の鴻海(ホンハイ)による待った、つまり
買収される側のシャープが、2/25の取締役会の直前日の2/24にホンハイに偶発債務の一覧を渡したのは何か流れが変だと思った矢先の出来事でした。
ところが、大事には至らずどうやら、来る3/7には正式契約にこぎつけることができそうです。
そこで、今回盛んに取り沙汰されたシャープのような高い技術を持った企業が、外国の企業に買収されてしまうと虎の子の技術が流出してしまう、という点について、どのように判断すればいいのでしょうか?
筆者の考えは、ある程度は覚悟をした方がいい、とも思います。
が、しかしオープンイノベーションの時代を迎えている中では、そのような考え方はナンセンスになりつつあることも事実です。
技術の流出について以下に参考になる意見を掲載したいと思いますので、ご一読ください。経営共創基盤の富山和彦CEOの意見です。
「日本企業が外資の手に渡ったら、技術が流出するという人がいるが、渡らなくても技術は流れる。」
「守るべき技術とはひと言で言えばもうかる技術だ。
ノーベル賞をとろうが、もうからなければ守るべき技術ではない。日本企業が繰り返し負けてきた理由は、技術があれば稼げると信じてきたことだ。そうではなく、稼げる技術がいい技術だ。」
なるほど、反論できない意見だと思いました。
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