ホンダが挑むF1レースの2年目
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昨年は久しぶりのF1参戦で話題をさらったホンダですが、1年目ということもあってあまり結果を出すことができませんでした。
筆者の拙ブログでも以前にこの話題を書きましたが、近年のF1は環境重視を打ち出して、限られたエンジンの排気量、給油タンクという条件が厳しくなり、ドライバーの操縦術以外の車両自体に求められる目に見えない性能の部分でも勝敗を分けるような時代になってきたことはあまり知られていません
そこで各社が車両の開発で技術を競っているのが、エンジンから出された廃熱をいかに効率よく熱として再吸収して走行に活かせるかなどの要素です。
さらに、IoTの活用も進んでいます。
1600ccのエンジンに100個以上のセンサーを搭載して、複数の拠点で収集したデータの情報共有を進めているのです。
そういう点では、自社の本業である自動車生産を行う上で大いに参戦は役に立つのであり、開発の現場そのものでもあるという訳です。
確かにイチ自動車メーカーがF1に年間を通じて参戦するためには、膨大なコストがかかり中小メーカーにはとてもできないことです。
それだけに、大手企業だからこそできるF1レースでの自社カーの走行にはファンだけではなく車両提供メーカーの夢も一緒に乗せて走っているのだと思うのです。
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