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デジタルネイティブ世代が巣立ち始めた

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digital.jpg産まれたときや物心がついたときには、すでにパソコンやインターネットが日常の生活圏の範囲内に浸透していた世代をご存知のとおり「デジタルネイティブ」世代と呼んでいます。

年代からいったら、おおむね1995年前後に生誕した世代の若者たちを指しています。

まさに彼らは、今年には揃って20歳を迎える年回りとなり、順番に社会に巣立ち始めました。

彼らが育ってきた環境からして、デジタルデバイスを使いこなして知りたい情報を収集することはお手の物です。全くストレスなく見事に世の中を"ググって"渡っていきます。

もちろんそれが出来るのは日本人だけではなく、世界中の同年代の若者がこうした能力を自然に身につけているのです。

彼らはどのように世の中を変えていってくれるのでしょうか?
少し上の世代である、25歳〜30歳代前半くらいの人たちは、年配者から見て同じように見えて、購買嗜好などが慎重で倹約家といった具合に微妙に違うと言われています。

これに対して、もっと若いデジタルネイティブの世代は、そこまで財布の紐が固い訳ではなく、わりあいに欲しいモノやサービスにはお金を使うと言われています。

理由は明確で、彼らを育てた親たちの多くがバブル世代にドンピシャであり、お金を使うことの楽しさを知っている年代だからです。

そういう点では、消費者としては魅力的ですが、いかんせん手強い相手です。

何でもググってしまうことが習慣で、情報収集力に長けているからです。

ただそのさらに5歳くらい年下の年代では、今度はデジタルデバイスを使いこなすことは当たり前であり、プラスしてスマホアプリを開発する能力を普通に持った世代が育ってきます。

従ってITリテラシーを持った人材という点では全く問題ないのですが、それくらいの若年層になっても相変わらず克服できていない課題は、意外にも「英語力」なのかもしれません。















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