Javascriptベンチを取ってみた(Feb 14,2012)~Firefox 10/Chrome 17登場~
Firefox 10/Chrome 17がアナウンスがありましたので、Javascriptベンチを取ってみます。
Javascriptベンチは、SunSpider 、V8 Benchmark Suite、Kraken、PeaceKeeper、Asteroidsです。SunSpider、Krakenはタイム系のため短いほど優秀で、V8 Benchmark Suite、PeaceKeeperとAsteroidsはスコア・FPS系のため値が大きい(=高い)ほど優秀です。
測定したPCのスペックは、Phenom II X6 1090T BE(3.2GHz)、Radeon HD 6750、Windows 7 64bitでストレージがSSDx2 RAID 0(SATA 2)です。
Chromiumは今回からなくなりました。
FirefoxもChromeも少しずつ伸びていますね。Javascriptベンチを取っていると時々どこまで速くなるのかと思うことがあります。
最近はブラウザが重いと思うことが少なくなりました。けど、つい最近Google Sitesで作成したサイトを修正しようとしたところFirefoxはちょっと重いかなと思ったのですが、Chromeでそんなことはありませんでした。
何もChromeが速くてFirefoxが遅いと言うのではなく、そのようなケースもまだ存在しているのかと思いなおされました。速くなれば用途がまた出てくるものです。Cloud9と呼ばれるブラウザ上でソースを書くことが出来るWEBサービスも存在します。高速になればなるほどこのような用途は活用されるのではないかと思われます。
ブラウザシェア(先月休んでしまいましたが)が公開されています。
(出典:NetApplications)
Chromeのシェアの停滞理由としてChromeダウンロードサイトのランクが落ちたためだと言われていますが、私には良く分かりません。ブラウザシェアが停滞することは良くあることだと思うので、そんなものではないかと思います。
ここまでどんどん低下していたIEが50%を切る前にストップしたらこれは大変なことです。これはIEの下限が決まる可能性があります。IE 10が出る前ですが、登場後にまた違った推移になるかも知れません。
OperaとSafariはモバイルを足さないと今のシェアを維持するままかも知れません。両者ともモバイルが強いですし、トータルシェアで評価すべきですのでもう少しいい結果になると思われます。
Firefoxのシェア低下はまだまだ続くと思います。ChromeとFirefoxの差は、1.94%です。大雑把な計算でここ半年ばかり1%/monthで縮めていることを考えると2012.3には逆転の可能性が、2012.4にはほぼ逆転できる計算になります。果たしてこのような数字になるのでしょうか。また、FirefoxはIEの様な減少が止まることがおきるのでしょうか。
関連リンク
・Javascriptベンチを取ってみた(Dec 26,2011)~Firefox 9/Chrome 16/Opera 11.60登場~・Javascriptベンチを取ってみた(Nov 14,2011)~Firefox 8/Chrome 15登場~
・Javascriptベンチを取ってみた(Oct 3,2011)~Firefox 7/Chrome 14登場~
・Javascriptベンチを取ってみた(Sep 2,2011)~Firefox 9.0 Nightly登場&WebCLベンチ等~
・Javascriptベンチを取ってみた(Aug 18,2011)~Firefox 6.0登場~