バージョン番号なんて飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ。
"Firefox、バージョン番号廃止を検討?!"を読んでタイトルを考えました。
Chromeは強制自動updateされるためバージョン番号も意識できないことになります。また、Chromeは6週間ごとにバージョンアップするため、バージョン番号はあっという間に増えていくことでしょう。
Chromeは現在バージョン番号に4つの数字が使われています。
A.B.C.D
Aはメジャーバージョン、Bはマイナーバージョンです(Cはビルドかな?、Dはリビジョンかな?)。実質の有効な番号はCの箇所です。
Chromeは、マイナーバージョンを使ったのは1.0以降一回しかありません(4.1)。IEも実質マイナーバージョンをあまり使用しません(過去に使ったことがありますが)。Firefoxも過去にマイナーバージョンはよく使っていましたが、今後使われないことでしょう。OperaとSafariは今後も使いそうです(特にOperaは)。
このため、バージョン番号は実質飾り以外なにもでもなく、自動updateが有効になってからは、一般ユーザにはそれほど重要とは思えないでしょう。
私の様にJavascriptベンチを取ったり、バージョンアップによる機能追加を意識する人たちにはバージョン番号は有効ですが、それがユーザ全体のごく少数でしょう。
このため頻繁にバージョンアップすることを選択したFirefoxが、バージョン番号を廃止するのも私は割りと肯定的です。
またバージョン番号の廃止の理由であるFacebook等のWEBサービス側がバージョン管理していないのだからアプリも不要だという考えも私は割りと納得がいきます。なぜならば、サービスとアプリの線引きが今後(既に?)曖昧になると思うからです。
それが最も顕著なのがiTunesだと思います(iTunesはバージョン番号あるけど)。音楽・アプリ・動画の購入及び管理を出来ますが、スタートがアプリから始まったためアプリに見えても実質はWEBサービスです。
もしAmazonが似たようなアプリを出したら、それはアプリでしょうか、それともWEBサービスでしょうか?それくらいアプリもWEBサービスも一般ユーザには差がないと思います。
このため、アプリのバージョン番号をなくすのもありかと思います。
ただし、アプリが最新かどうかを判断する方法が、"最新です"と表示されても、それは信用できるでしょうか?常にインターネットに接続できる環境ならばいいですが、そうでないケースは多々(イントラネット内しかアクセスできないとか)あるものです。このため、"最新です"と言う表記に関しては、あまり良い方法では無いと思います。
私はバージョン番号は飾りだと思っていますが、最新ファイルの判断は環境によってはできないケースもあると考えています。Chromeの強制自動更新でバージョン番号を意識することは減ったと思いますが、それでも番号は確認する上で必要だと思います。日付が一番分かりやすいですが、複数バージョンがある場合(2.0と3.0を両方メンテしている場合とか)は余計に分かりにくくなるため、現状の数字形式の今のところ一番いいかも知れません。