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PC出荷台数(2Q'11)~順位の大幅変動~

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"Gartner Says Worldwide PC Shipments Increased 2.3 Percent in Second Quarter of 2011"でGartnerから2Q'11のPC出荷台数が発表されました。1Q'04からの4大 PCメーカのシェアの推移と前年同期比のグラフ化しました。

■シェア

■前年同期比

(出典:Gartner)

2004年~2010年までPC出荷台数シェアに関して、順位が変動することはたった3回しか起こっていません。それぐらい順位が替わりません。

ですが、2Q'11では3メーカの順位が入れ替わりました。Dellが2位に返り咲き、Lenovoが3位に上がり、Acerが4位に落ちたことは一大事です。

私は2011年中にLenovoが2位もしくは3位にあがれると予想したのは、Dellが4Qを苦手で、Lenovoが4Qを割りと得意としているためです。このため2Q'11でAcerが大幅に落ちてくるとは予想していませんでした。

確かにAcerは以前ほど強い成長を維持できていませんが、ここまで落ちるような予兆はありませんでした。もしかするとAcerは2Qを不得手するメーカになったかも知れませんが、次四半期でその結果は見えると思います。落ちた原因はGatewayの買収の影響がようやく出てきたか、低価格製品がメディアタブレット等から影響を受けたのでしょうか。

良く分かりませんが、Acerがどこまでシェア低下させるのか、それとも回復するのか、今後の動向が気になります。

1H'11のデータが揃ったため、2011年のPC出荷台数を予想してみます。

2004年以降2H/1Hの出荷台数比の平均は、1.15です。1H'11は1.70億台出荷されました。このため、2011年のPC出荷台数は3.65億台(1.70*2.15)程度と予想出来ます。

Gartnerの最新の2011年のPC出荷台数は、3.85億台です。これでは若干届かないように見えます。

1H'11/1H'10の伸びが約0.6%の伸びだったことを考えると、3.8億台の到達は難しいように思えます。

CPUに関してはAMDが大幅に2H'11で大幅リフレッシュされますが、Intelほどシェアを持たないため影響は少なめでしょう。そのIntelは2HにハイエンドCPUのリフレッシュが予定されていますが、一般市場をホットにするほどのことは無いと思われます。このため、ハードウェアの観点で2H'11に大幅にPCの出荷台数が増えることはないと思われます。

Windows 8も2012年のため、OSの観点からも2H'11を出荷台数が大幅に増える要因が見えません(Lionが出ますけどね)。

このように考えると2011年の3.6億台程度の低成長で終わってしまうのですはないかと予想されます。

上記のグラフのデータは、ここで公開しています。

Comment(2)

コメント

TETSU

ネットブックの落ち込みの影響が大きいと思われます。タブレットもPCとしてカウントすればまだ違った集計結果になると思いますが(Appleが大きくのびることになるだけかも知れないけど)
最近の売れ筋のノートパソコンなんて、ほとんどのメーカーも中は一緒で、その分めちゃくちゃ安くなってますからね。最新のCPUを積んでも10万円もしないものがほとんどだし、、台数は多く出ているけど各社儲けはほんとに少ないし、パソコン産業自体が成長とまった感じです。今後は買収攻勢がもっと増えて、世界的なメーカーは数社が残るのみでしょう。秋葉のショップ自作は生き残ると思うけどw

TETSUさん、コメントありがとうございます。
そうなんですよね。現在PC出荷台数とメディアタブレットを合計しないデータが出てくるんですよね。確かにもうPCはオワコンとは言わなくても、市場の成長力とプレイヤーの数がアンバランスになってあまり良い傾向にないように思えます。このため、みんなメディアタブレットに逃げているけど、それも同じ末路のような気がして...
今後もお願いいたします。

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