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PC・サーバ・携帯電話の出荷台数推移(1Q'11)~回復中?~

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Gartnerは、PC・サーバ・携帯電話の出荷台数を発表しています。1Q'11のデータが出揃ったので、前年同期比及び年間の出荷台数をグラフ化してみました。

・前年同期比

(出典:Gartner)

携帯電話が突出して伸びているのは、統計データ対象を増やしたからだと思われます(Otherが極端に増えているため)。

3Q'08~3Q'09において不況を乗り越えた後には急に復活しているように見えるのは、前年同期比のデータのためです。4Q'10以降は、不況→回復の乗り越えた先です。ここからが、前年同期比のデータ的に意味が出てきます。

PCがマイナス成長になっていますが、3つの考え方があります。1つ目は、不況から回復したときに購入が一気に来たため、その反動がでた。2つ目は、PCの低成長時代に突入です。3つ目は、外部要因によるマイナス成長です。

私は、3つ目でマイナス成長の要因=Intelのチップセット問題が影響したと考えました。ですが、Intelの1Q'11の決算は、ポール・オッテリーニ社長兼CEOが「第1四半期の売上高はすべての主力製品が2けたの成長となり、史上最高を記録した」と発言するほど好調でした。ついでにAMDも好調でした。

CPU・チップセットサプライヤーが好調なのに、PCの出荷台数はマイナス成長です。わけが分かりません。部品の購入とPCの販売タイミングが違うためかも知れませんが、それならば4Q'10が成績が悪いことになります。

ですが、4Q'10は、Intelは好調で、AMDは横ばいです。決してマイナス成長の要因は見受けられません。

PCはCPUだけではありません。メモリ、ストレージ(HDD/SSD)、マザーボード、GPU、筐体、ディスプレイ等も関係します。ですが、どれも価格が向上し、売り上げに影響がでるニュースは聞いたことがありません(極東の島の大きな災害の影響は、PCの出荷台数にはあまり影響がないと言われています)。

CPUサプライヤーの状況を考えると、2つ目と3つ目の想定は当てはまるとは思えません。このため、急な回復の影響が出たのではないかと思われますが、2Q'11以降の数字で分かります。

サーバ市場は、ようやく復活し始めています。1Q'08~1Q'11の出荷台数は以下になります。

1Q'08:227万台
1Q'09:172万台
1Q'10:211万台
1Q'11:230万台

2011年になってようやく2008年を超えました。3年間も停滞していたことになります。ついでにPCは、2010年に2008年の数字を20%以上も超えています(2009年はマイナスでした)。携帯電話は、比較することは出来ません。

サーバは、最も早く不況に突入し、最も遅く回復しました。今後も急な回復は無いでしょうから10%未満で回復し続けるでしょう。またサーバは価格差も大きいため、出荷台数のみが回復の指標ではありません。

とりあえずは、回復は継続しているように見えます。

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